【今からやるならどっち?】ポジションの平均保有時間は?20分ルールを基準にトレードを組み立てよう【20分以上ポジションを持たないシナリオ】
- 2022.06.26
- トレード手法・技術 マインド・メンタル
- 20分ルール, こうなったらこうする, 今からやるならどっち
ポジションを保有してからだいたい20分くらいで20〜40pips利益を獲りにいくことを理想としている及川式短期デイトレ。これが天才チャートの20分ルールです。今回はポジションの保有時間についてのTipsです。
具合の悪いポジションは長期保有になりがち
だいたいうまくいってないトレードはポジションは長く保有していることが多いと思います。まさにプロスペクト理論というやつで損失を認めたくない、もしかしたら戻ってくるかも知れないという心理状態で粘ってしまうやつ。
苦労したトレードを思い出してみてください。
だいたい長時間保有しているはずです。
長時間保有ポジションが負けたときの虚無感
長時間保有してプラマイゼロや微益で撤退できたならまだいいですが、負けトレードで終えると「なにやってんだ…」ってなりますよね。
負けポジションで含み損を抱えているときはついつい粘ってしまって結果ドカン負け…。敗北感とともに、かけた時間が長ければ長いほど喪失感も合わさって心折れてしまうやつです。
20分を忘れてしまうし、思ったとおり行動できない罠
トレードに集中していると、ついつい20分以上経ってたなんてこともありますし、もう少し待てば勝てるはず!なんて粘ってしまう。こうならないようにするにはどうしたらいいのか。
20分以上経過したポジションは警戒するようにしてはいるのものの、実際現場での値動きを見るとなかなか思ったとおりに行動できないのが人間です。
最初から20分後を想定したトレードを組み立てる
解決策とまでは行きませんがトレードするときの発想を少し変えるとよいかもしれません。
- エントリーする位置から20分後、どうなるかを最初に想定しておく
- 想定どおりにならなかった場合、問答無用でいったんポジションを切る
- 今からやるならどっち
- 20分以上持ってるポジションは意味ない。やめよう
どうなるかを最初から想定しておく
「こうなったらどうする」というのをあらかじめ決めておき、ルール通り執行できるように持っていきます。
最初の想定が甘いと値動きに翻弄されて普段どおりの冷静な判断ができなくなる可能性があるからです。一度歯車が狂うとメンタルも手法も崩壊し全部ダメになるのがトレードです。
であれば、杓子定規に。ロボットのように。マニュアル人間のように。「こうなったらこうする」と決めておきましょう。決まったことしかやらないとあらかじめ決めておけば何がどうなっても慌てずに執行できます。
想定どおりにならなかった場合、問答無用でいったんポジションを切る
20分経過した時点で、はじめに想定したシナリオどおりにならなかった場合は、何も考えずにいったんポジションを手仕舞うのもありです。思考停止でやめる。
20分たっても思った形になっていない = トレード根拠が薄いもしくはトレードの根拠が崩れているということになるので、まだ助かる道があるかもなど余計な事は考えずに切ってしまう、です。
今からやるならどっちか
20分たった時点で考えたいのが「今からやるならどっちか」です。
ノーポジだったらエントリーする位置なのか?
優位性は高いのか?
ロングなのかショートなのか?
20分以上持ってるポジションは意味ない。やめよう
こう考えるもありです。20分以上もって苦戦してるトレードは意味ない。別のもっと優位性の高い場所でやりなおせばいい。時間の無駄と考えると切りやすいかもしれませんね。
決め打ちにすることで勝っても負けても結果を受け入れやすくなる
結果を容赦なく突きつけられるのがトレードの世界です。誰だって負けという事実は認めたくないですよね。勝つつもりでトレードしているのだから負けを突きつけられるとメンタル的にきついのは当然です。
でもこの敗北感を少し緩和できるとしたら、やはり決めうちにしておくのがよいと思います。負けたとしても「はじめから決めていたこと」と割り切ること。
トレードはトータルで利益を積み重ねて勝っていくもの。勝ったり負けたりしながら資金を増やしていくゲームなんだということ。勝率100%はありえない、プロとレーターも負けながら勝っているということ。
1回1回のトレードに一喜一憂せずに淡々と冷静にルールどおり執行するだけになるとトレードが安定するはずです。
おまけ:20分後の検知方法のTips
トレードに集中していると今何時かを忘れてしまったり、20分以上保有してしまうことはざらにありますよね。
天才チャートのローソク足は5分足チャートですから、ローソク足4本分なのでそんなの数えていればすぐわかるじゃんと思うのですが、天才チャートは各通貨を切り替えながら相関や強弱を見たりいろいろと忙しいので忘れがち。
以下に20分ルールを忘れないようにする方法をまとめておきます。
MT4で20分後に垂直線を引いておく
視覚的にローソク足が近づいてきたらわかりやすいですし、ここに到達するときにどうなるだろうと想像しやすいのでこの方法はオススメです。
チャートの形状、ローソク足、MAがその場所に近づくまでどうなったらどうするのか、視覚的に対処を考えておくことで、20分経ったときにいったんトレードを終えるのか、それとも継続してポジションを保有するのか、追加するのかなど「こうなったらこうする」を決めておく指標にできます。
ストップウォッチやアラーム機能使う
当たり前だのなんとやら。原始的でシンプルな方法が一番!トレード開始したら20分後にアラームがなるようにするといいかもよ、と及川先生もYouTubeの動画のなかで言ってますね。
まとめ
- 具合悪いポジションは保有が長くなりがち
- 20分ルール
- わかっていても思ったとおり行動できないのがトレードの難しさ
- 20分後を想定したトレードにする
- はじめから決めておく
- 想定と違ったらやめるのもあり
- 決め打ちにしておくと結果を受け入れやすい
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