オージーテクニカルは勢いに注意!逆張りはダメ、ゼッタイ。ブレイクしてからの戻しで順張りが正解

及川式デイトレの鉄板手法であるオージーテクニカル。うまく乗っかれれば心強いのですが、まだおっぱじまっていないときには要注意の手法です。今回はオージーテクニカルで気をつけたいことをまとめてみました。
オージーテクニカルとは
及川式天才チャートでは絶対に外せない鉄板手法で、以下の通貨での相関・逆相関でのトレード手法になります。及川語録にもあります。
- オージー円(AUDJPY)
- オージードル(AUDUSD)
- ポンドオージー(GBPAUD)
- ユーロオージー(EURAUD)
「オージー〇〇」と「○○オージー」が逆相関で動き、シリーズで揃って動くことをオージーテクニカルと称しています。
オージーテクニカルの特徴
オージーテクニカルは勢いがとにかく強いので、一度トレンドが出て動き出すとかなり伸びが期待できます。
形としてもたとえば「オージー円(AUDJPY)とオージードル(AUDUSD)」が下げていて、「ポンドオージー(GBPAUD)とユーロオージー(EURAUD)」が上げているというように逆相関が効いているかの認識がしやすく、通貨強弱と通貨相関で狙いをつけやすい手法です。
オージーテクニカルで気をつけたいこと
及川式鉄板エントリーの中でもわかりやすい手法で、初心者でもかんたんに覚えられる手法でオススメなのですが、使い方を間違えると大ケガもする危険がある手法でもあります。
それほんとにオージーテクニカル?
チャートを見てるとどうも自分の都合のいいように解釈してしまうことありませんか?
環境認識時やチャート監視時は、いろいろな情報を目で見て考えており、絶えず脳のメモリを消費しています。いろいろな思い込みやバイアスにもかかりやすい状況にあります。
少し引いた目でチャートを見ないと近視眼的になりそれほどオージー系の通貨が揃って動いているわけでもないのに、オージーテクニカルと誤認してしまうことがままあります。
オージーテクニカルじゃないときにエントリーしてしまうとすべての歯車が狂ってしまうので、右往左往させられることになり結果大負けすることがあるので注意しましょう。
オージーテクニカルかどうかの判断の仕方
- オージー円(AUDJPY)とオージードル(AUDUSD)がまず揃っているか。
似た形になっているか。 - ポンドオージー(GBPAUD)とユーロオージー(EURAUD)が揃っているか。
似た形になっているか。 - 「オージー〇〇」と「○○オージー」が逆の動き、逆の形になっているか。
上記の3つを必ず条件に「オージーテクニカル」かどうかを判断しましょう。
オージー円(AUDJPY)とオージードル(AUDUSD)が揃っていないときはやらない
慎重にいくならオージー円とオージードルが揃ってないときはやらないほうが無難です。全部揃った動きをしていないときというのは、いまいち伸びない可能性があるからです。
オージー円だけ別の動きをしているなど、どれかひとつの通貨が別の動きをしていた場合は、オージーテクニカルじゃない可能性があるので注意です。
ポンドオージー(GBPAUD)とユーロオージー(EURAUD)が揃ってないときはやらない
同じです。オージー円、オージードルが揃って動いていてもポンドオージー、ユーロオージーが揃っていないときは「オージーテクニカル」としてトレードするのは見送るのが無難です。
どれか一つだけ別の動きをしているときは、その通貨がよっぽど強いか弱い。なにかしら特徴的な動きをしているはずです。その場合はオージーテクニカルとしてではなく、その通貨シリーズを見てみましょう。
例)ポンドオージーだけめちゃくちゃ上げてたら
この場合、ポンド円やポンドドルも上げていたら、ポンドが激強なのでポンド系通貨をロングする戦略でトレードシナリオを組み立てるのがベスト。
ダマシ(フェイク)がよくある
市場開始前の収縮から拡散、密集からの放れ(いわゆるおっぱじまるところ)を狙って、オージーテクニカルだと思ってエントリーしたときに、一回上げてから下げに行くみたいなパターンがよくあります。おっぱじまったと思って入ったら順行は最初だけで、そのあとめちゃくちゃ逆行みたいな。
市場開始のときに多いイメージです。
MAの間を行ったり来たりしている場合はこのパターンになるかもしれないので注意です。
理想はオージーテクニカルのおっぱじまり初動に乗れたらいいのですが、フェイクで上下に振られてから方向が決まることもあるので、一呼吸置いてみるのがいいかもしれません。
オージーテクニカルは方向が出だすと強いので、乗り遅れることはそんなにないんじゃないかなと思います。
市場開始直後などはまだ方向感が決まっておらず、ダマシ(フェイク)も多い。上下に振ってから動くこともあるのでローソク足数本は様子見ておくのが無難。
逆張りは禁止
そろそろ高値だし、ダブルトップできてるし反転するだろうと思って逆張りしたら焼き殺されるのがオージーテクニカルです。逆張り勢の損切を巻き込んで、もろともせずにさらに伸びていくのがオージーテクニカルの特徴。
基本順張りで逆張りは推奨されていません。
それどころか逆張りは禁止、といわれるくらいです。
時間帯や通貨強弱による判断で、もちろん逆張りを狙うポイントもあるにはあるのですが、基本は順張りでトレードシナリオを組みましょう。
仕掛けが早いと爆損になるのがオージーテクニカル
こうなりそう、ブレイクするかも、でエントリーすると逆行されてめちゃくちゃ焼かれるのがオージーテクニカル。ローソク足確定前にエントリーすると、真逆に行かれることもしばしばあるのでしっかり待って見極めましょう。
オージーテクニカルのエントリー最適解
ここまでオージーテクニカルの特徴と気をつけたい点をまとめてきましたが、じゃあどういうときにエントリーするのがいいかというと、「ブレイクしてからの戻しでエントリー」が最適解かなと思います。
ブレイクしてから入る。
ローソク足の確定を待ってから入る。
ブレイクするとついつい飛び乗りたくなりますが、そこはぐっとこらえて戻しを待ちましょう。オージーテクニカルなら多少乗り遅れても、その後めちゃくちゃ伸びるので心配いりません。十分な利が確保できると思います。
まとめ
- オージーテクニカルは及川式天才チャートの鉄板エントリー手法
- うまく乗れたら利幅が結構取れる手法
- 「オージー〇〇」と「○○オージー」が逆相関で動き、シリーズで揃って動くので認識しやすい。
初心者にもオススメ。 - オジテクはおっぱじまると、とにかく勢いが強い。ゆえに判断をミスると大ケガする危険もある。
- オジテクかどうかの見極めをしっかりしよう。4通貨が揃って相関・逆相関が効いているかよく観察すること。
- 揃っていないときはやらないのが無難
- ダマシも多く、仕掛けが早いと焼かれるのがオージーテクニカル
- エントリーの最適解は「戻りを待つ」。ローソク足がちゃんと確定してから方向性を確認して入る。
- こうなるかも、ブレイクしそうでエントリーすると大負けするかも
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