オージーテクニカルのパターン考察!キーとなる通貨はオージードル(AUDUSD)
及川式デイトレの鉄板パターン、オージーテクニカル。今回はオージーテクニカルのチャートパターンについてのTipsです。やっていいオージーテクニカル、だめなオージーテクニカルなど「状況」に応じて判断が必要です。
オージーテクニカルの基本
及川語録にもあるオージテクニカルですが、基本の形は以下のとおり。
- オージー円、オージードルが上げ↑
- ポンドオージー、ユーロオージーが下げ↓
反対もおなじです。
- オージー円、オージードルが下げ↓
- ポンドオージー、ユーロオージーが上げ↑
つまり
「オージー○○」
と
「△△オージー」
この2つの通貨ペアシリーズが逆相関に揃って動くことを「オージーテクニカル」といいます。
及川式ではシリーズで揃って動くものは信頼性が高く、勢いが強く伸びるパターンとして鉄板のエントリーパタンとしています。形状が鏡に反したようにキレイに逆の形になっているのが理想です。
逆にシンクロして動いているということ。
「オージー○○」と「△△オージー」ですが、逆相関で一斉に動きだすのはわかりやすいのでいいのですが、いつもそうなるわけではないところがポイントです。変則のパターンがあります。
変則パターン:ひとつだけ別の動きをしている
オージー円、オージードル、ポンドオージー、ユーロオージーの中でオージーテクニカルとしての規律を乱している通貨があることがあります。たとえば以下のようなとき。
- オージー円、オージードルが上げ↑
- ユーロオージーが下げ↓
- ポンドオージーが上げ↑
「オージー○○」が上げているのであれば、当然「△△オージー」は逆相関で下がっていてほしいですが、上記の例でいうと、ポンドオージーはなぜだか上げているという状況。これはどういう状況かしっかりと確認しないといけません。
この場合考えられるのは「ポンドが強い」です。
ポンド系の通貨(ポンド円、ポンドドル)のチャートを確認しましょう。ポンド最強でポンド全上げの形であれば、オージーテクニカルでもあるけど、よっぽどポンドが上げたい形、となります。
なのでポンドオージーをロングすると勝ちやすいパターンです。
(もちろんポンド円やポンドドルも勝ちやすい)
上記は「ポンドオージー」ですが、ユーロオージーでも、オージ円、オージードルでもどれか一つが規律を乱していれば、その通貨がめちゃくちゃ弱いか、めちゃくちゃ強いことを疑いましょう。
キーとなる通貨はオージードル【AUDUSD】
ひとつだけ別の動きをしているときは変則パターンと先述しましたが、オージードル【AUDUSD】だけが別の動きをしている場合は、より注意が必要です。オージーテクニカルで重要視されるのがオージードルで、オージー円は最悪無視してもいいくらいだったりします。キーとなる通貨はオージードル【AUDUSD】と覚えておきましょう。
及川先生も最悪オージー円はそろってなくてもいいやと言って、オジテク狙いで仕掛けるときがあります。もちろんオージー円もそろっていればパーフェクトですが、オジドルさえ逆相関で動いていれば、オージーテクニカルとして扱っても問題ないという感じ。
例にしてみます。
- オージー円がレンジ
- オージードルが上げ↑
- ユーロオージーが下げ↓
- ポンドオージーが下げ↓
この場合、オージー円がいまいちな動きをしています。ですが、オージードルは逆相関が効いています。このときはやってもOKです。ただしこの時はドル円やポン円、ユーロ円の状況も加味しておきましょう。オージー円が円シリーズと同じ動きをしているのかどうか。円シリーズで動いているならどうなるか想定しやすくなります。
揃ってない時はそんなに伸びないかもと思っておく
オージードルだけ別の動きをしているときは、オージーテクニカルだと思ってエントリーしても全然チャートが伸びないパターンもありえます。もうひとつ例を上げて解説します。
- 円シリーズが上げている
- オージー円は上げ↑
- ポンドオージー、ユーロオージーが下げ↓
- オージードルが下げ↓
上記の例で、オージーテクニカルであれば、オージードルも上げているはずですが、下がっています。この場合はちょっと怪しいなという視点を持っておきましょう。
オジドルはキー通貨です。
逆相関になるはずがなっていないということはオージーテクニカルでの動きではないなと思っておくのが無難です。
まとめ
- オージーテクニカルは「オージー○○」と「△△オージー」が逆相関で揃って動いていること
- シリーズ揃いは信頼性が高く、よく伸びる
- ただし一つだけ別の動きをしている通貨がある場合はオージーテクニカルじゃないときもあるので注意
- ポンドオージーかユーロオージーだけ別の動きをしていたらポンドかユーロが激強か激弱のことがある
- 円シリーズを見て判断しよう
- オージーテクニカルのキー通貨はオージードル。オージードルと「△△オージー」の逆相関が効いていればやってもOK。
及川先生はオージー円は最悪揃ってなくてもやることはある。 - もちろんオージー円も揃っているのが理想でありパーフェクト。
- オージー円上げ、円シリーズ上げで「△△オージー」下げの時に、オージードルが上げじゃない時はちょい怪しい。
天才チャート エントリーチェックリスト
-
前の記事
【トレードビジョン】20分後どうなってる?天才チャート20分ルールの活用で未来を見据えた逆算トレード 2022.08.25
-
次の記事
ダマシ?フェイク?「値動きの信頼性」はシリーズで揃っているかどうかで見極める 2022.08.31