見つけやすい押し目や戻り目はポイントが低い!ボールのバウンドの逆再生理論
相場参加者の大衆と同じところでのエントリーはダマシでポジション狩りに遭遇しやすいイメージがありますよね。今回は及川式でのエントリーする場所での優位性、トレードポイントについてのTipsです。
わかりやすい押し目や戻り目はオイシイ場面ではない
誰が見ても「買い」もしくは「売り」の場面が来たのでエントリーしたけど負けた経験ありませんか?ここは鉄板だ!と思ったのに逆に行かれたり、右往左往させられて損切られたり・・・。
結果論なので負けた理由はあとから考えればいろいろとでてきますが、ひとつ言えることとしては、誰でもわかりやすいところでエントリーするといかにもな教科書どおりのトレードになってしまい、優位性がそれほど高くないトレードになりがちということです。
市場では常に売り買いのバトルが行われていて、相場参加者のさまざまな思惑が拮抗してチャートに現れています。「わかりやすいところ」というのは思惑が拮抗しやすい場所だということ。個人投資家のポジションを大口投資家が狩っているということもよく言われますが、わかりやすいところはやはり狙われやすかったりもします。
見つけやすい場所は得点が低く、見つけにくいところは得点が高い
及川先生はYouTube動画の中でマジカル頭脳パワー(昔のクイズテレビ番組)の間違い探しコーナーを例にだします。
この番組内で間違い探しのコーナーがあり、見つけやすいものは得点が低く、見つけにくいムズカシイところが得点が高いという内容のゲームがありました。
出演者は高得点を取りたいので、すぐに気づく間違いは指摘せずにスルーして、むずかしいところを探します。むずかしいところをみんな見つけにいくので、逆にすぐわかる簡単な間違いのほうが最後まで残っていくというかんじになっていました。
トレードのエントリーポイントはまさにこれと似ているよ、というハナシですね。
及川式「おっかないところでやる」
及川先生は「おっかねぇなぁ〜」と言いながらエントリーする場面をたびたび見ますが、おっかないところというのは「誰もやらないところ」なんですよね。
うまくエントリーできれば、ローソク足1、2本であっという間に一度も含み損をみることなく、トレードが終了できるオイシイ場面が「おっかないところ」なわけです。ただこれはわかっていてもなかなか現場ではできないんですけどね😅
誰もやらないところ=見つけにくいところに優位性が隠れているということだと思います。おっかないところは及川先生並の経験値と相場観、強メンタルがないと勝ちトレードに持っていくのは難しいと個人的には思ってるのですが「見つけにくいトコロ」というポイントについてはヒントがあります。
ボールバウンドの逆再生を見つける(おっぱじまるところ)
及川先生はチャートが動き出すところでトレードすることが多いです。及川語録でいうと「おっぱじまる」ですがこのおっぱじまるところを見つけるのがポイントになります。このおっぱじまる現象、チャートの波の動きを及川先生は「ボールバウンドの逆再生」に例えています。
ボールを高いところから落とすと、バウンドしますよね。そしてそのバウンドはどんどん小さくなっていきます。
チャートの波はこのボールバウンドの逆で、小さなバウンドから始まって大きくバウンドする流れ。そしてこの小さなバウンド時は、見つけにくいポイントなんだということ。マジカル頭脳パワーの得点の高いところです。
エントリーポイントの判断のひとつに「みんなが気づいていないところがオイシイ場面なんだ」という視点を持っておきましょう。
まとめ
- わかりやすい押し目や戻り目は優位性はそれほど高くない場面だったりする
- 教科書どおりのいかにもなエントリーポイントはポジション狩りに狙われやすい
- おっかないところは優位性が高い(おっかないところは誰もやらない)
- 誰もやらないところ=見つけにくいところでもある
- チャートの波はボールバウンドが逆再生されるイメージ
- 小さい波から大きな波に変化する
- 波の変化するポイントは見つけにくい。そこに優位性がある。
- 皆が気づかない場所がオイシイ場面である
天才チャート エントリーチェックリスト
-
前の記事
どの通貨もトレンドが出ていない時は黄緑線は捨てる!ひとつ上のMAを軸に考えるトレード戦略 2022.08.20
-
次の記事
トレーダーは待つのが仕事。絵で見て覚える。天才チャートではここまで待ったらやってやってもいい 2022.08.22