【収縮と拡散】売り買いどっち方向かを瞬時に判断できる!おっぱじまったらおっぱじまった方向が強い【密集からの放れ】
「おっぱじまる」という及川語録は、チャートのある形状を表した言葉で、まだ何も起きていない方向感がないチャートが、突然動き出すことを指しています。及川式では「密集からの放れ」もしくは「収縮から拡散」とも表現します。
方向感のないチャートでどっちにいくのかな〜と思っていたら突然動き出して、あーやっぱり方向合ってた、とか乗っかればよかったという経験ありませんか?
もちろんその逆もありで、狙った方向とは真逆にものすごい勢いで伸びていってポジションが焼かれてしまったという経験も多いんじゃないでしょうか。
今回は及川式短期デイトレにおける天才チャートでの「おっぱじまり」を分析していきます。
おっぱじまるメカニズム(相場のメカニズム)
相場は「収縮と拡散」を繰り返して波のように動いています。
MAやローソク足が「密集したところから一気に膨れ上がって放れていく、そしてまた収縮」という繰り返しです。(ボリンジャーバンドのスクイーズ、エクスパンションの動き)
この相場の特性を利用したトレードシーンが多いのが及川式短期デイトレです。
おっぱじまるための条件
おっぱじまる前にはチャートが収縮している必要があります。
これから跳ね上がるのにはエネルギーが必要になるので「モミモミ」ともみ合いが必要なんです。ビルドアップとも言われますが、これがいわゆるレンジ。レンジはどちらかに動き出すためのエネルギーをためている状態。
高くジャンプするときに膝を曲げるイメージです。連続でジャンプしても高く飛べないように一度、膝を曲げるいわば冷却期間が必要になります。
いつおっぱじまるのか
おっぱじまるためにはエネルギーを貯める「収縮」期間が必要なことは先に説明してきました。ではおっぱじまる「拡散」が起きるのはいつなのか。
及川式の時間帯管理が答えになります。
及川式では相場参加者が増える時間と少ない時間を明確に切り分けてトレードします。
具体的には以下の時間帯です。
値動きが出やすい時間
市場の午前中の時間帯は以下のとおりです。
値動きが出にくい時間
市場の午後の時間帯は以下のとおりです。
上記時間帯のうちで新1時間(もしくは55分)や新30分(もしくは25分)は利確や損切りなどポジションを手仕舞ったり、新規参入者がアクションを何かしら起こすタイミングなので、動きがでやすいタイミングでもあります。
ダマシじゃないかの判断
おっぱじまったと思っても実はダマシでした、で損切りさせられることも多いので警戒が必要ですが、ダマシかどうかの判断方法は2つほどあります。
- おっぱじまるべく時間帯か
- シリーズで揃って動きだしたものか
まず先に紹介した、おっぱじまるべく時間帯なのかどうか。
閑散時間や残存時間が少ないのにおっぱじまるとは考えにくいので、おっぱじまったときは「今何時か?」を必ずチェックしましょう。
もうひとつは、シリーズで揃っているかです。
単一通貨だけでおっぱじまりのような動きを見せたときはダマシの可能性が高いです。
逆にシリーズで揃って同じようにおっぱじまったのなら、その方向性は信頼できるし、伸びる可能性があります。
おっぱじまったらおっぱじまった方向が強い
時間とシリーズ揃いかどうかを確認して明確に「おっぱじまった」と判断できたら乗っかりましょう。
おっぱじまったら、おっぱじまった方向が強いのでその方向に乗っかるとスンナリ利益が乗りやすいです。ただおっぱじまりは動きが早いので出遅れることもしばしばあります。
うまく乗れなかった時は、1度明確に動いたあとの押し目買いか、戻り売りでいきましょう。このほうがダマシにも合いにくいのでどちらかというと押しや戻しを待ってのファーストタッチでエントリーのほうがベターかもしれませんね。
エントリー場所は水平線が引けるところまで戻ってきたらか、勢いが強い場合は水色線(5分足の5MA)まで戻したところでエントリーするなどがオススメです。水色線の使い方については下記の記事も参考にどうぞ。
意外と使える天才チャート水色線(5分足の5SMA)4つの使いドコロ
https://1031chart.com/lightblue-ma/
まとめ
天才チャート エントリーチェックリスト
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