ボラティリティがない時のトレードの仕方
「ボラ少ないから3つ入ろ」
及川先生が公式YouTubeの動画の中で言っていたセリフです。
及川先生はボラがあろうがなかろうが、市場が休場であろうが毎週月曜・木曜のYouTube動画アップの日は、用事がない限りはトレードして動画をアップしています。
天才チャートの利点はボラがあってもなくても、トレンドがでていてもいなくてもいつも同じようにトレードできることです。今回はボラのない日のトレード戦略について考えていきます。
ボラがない日は基本トレードしない
ボラのあるなし、トレンドの出る・出ないに関わらず同じようにトレードできるのが天才チャートではあるのですが、特にボラの出ていない時というのは「やりにくい相場」であることは間違いありません。
ボラがないときは…
- 伸びると思ってブレイク期待でエントリーしても不発
- スプレッド分で含み損を長く持ってしまってイライラ
- じわじわ動かれてテクニカルが通用しない
- ドテンしても伸びない
などなどボラがない日はトレードが難しくなるものです。
及川先生は技術と経験があるので、ボラがなくても勝ちに持っていけますし、YouTube動画の中では公開の日を決めているのでトレードしていますが、よっぽどの自信がない限りボラがない日はトレードしないとしたほうが良いと思います。
及川先生のように思い切りよくポジション数を打って勝つ自信がないのと、負けたときにボラがないとどうしたって取り戻すのがむずかしくドツボにハマるからです。
僕は何度かこれでドカン負けの経験があります。
なので及川先生くらいトレードの力量がある場合は、やっても全然問題ないですが、そうじゃない場合はボラのないときは、トレードしないのが一番です。
そもそもボラがない時とは
ボラがないときはどんな時かをまとめます。
市場が休場のとき
ひとつは市場が休場のときです。
主に祝日などは市場がお休みなので市場への参加者が少ないためボラが少なくなりがちです。天才チャートで及川式デイトレをやっている場合は日本、アメリカ、イギリスの休場のときは、ボラがでないので注意です。
東京市場の午前中の時間であれば中国やオーストラリアが休場のときもボラがでないので注意ですね。他にも休場の市場があれば気にはしておきましょう。
注意しておきたい休場をまとめると、
これらの市場がお休みのときはボラがでない可能性があるので注意しましょう。
わかりやすく時期でいうと
各国の祝日、ゴールデンウィーク、クリスマス、年末年始、お盆、感謝祭やイースター休暇などはにボラがないことが多いです。(ゴールデンウィークはオージー系通貨はよく動いたりしますが)
大きな経済指標を控えている時
大きな経済指標をあとに控えてる場合は、値動きが鈍化する傾向があると思います。雇用統計やFOMCの前は「直前にトレードしてポジション捕まったら大事故になりかねないので様子見しよう」という心理が働くので市場参加者が増えないのだと思います。
大きな経済市場のあと
大きな経済指標のあとも、ヨコヨコでレンジになりやすい傾向があります。経済指標で大きく動いた値動きというのはテクニカルが効かないので、トレード判断しにくい局面でもあります。手を出しにくいので市場参加者が様子見の状態、にらめっこが続くイメージです。
経済指標はカレンダーで要チェック
経済指標カレンダーで休場の市場がないかはしっかりチェックしましょう。意外に見落とすこともあります。Twitterで著名なトレーダーやブローカーのアカウントをフォローしておくと休場をツイートしてくれてるアカウントがあるのでダブルチェックにもなってオススメです。
以前経済指標について書いた記事はこちら
トレード現場でよく使うオススメ経済指標カレンダー 5選
https://1031chart.com/economic-indicators-calendar/
それでもトレードするときの戦略
ボラがない時のトレード戦略は冒頭の「ボラ少ないから3つ入ろ」がヒントになるのですが、ボラがない=トレンドがでないレンジになるのでおのずとレンジを攻略するトレード手法になります。
ボラがない=チャートが伸びない=レンジ
伸びると思っても伸びない、ブレイクしないだろう、決まった値幅の中での推移で上下するレンジを前提とするので、レンジ上限からショート、下限からロングが戦略になります。
この時の注意点としては、エントリーする通貨ペアで通貨強弱が弱い方ならショート、強い方ならロングということです。
ポジション数も多めにいれます。普段より1、2発くらい多めに入っておくと利食いしやすいと思います。値幅は取れないのでポジション数で利益をかすめにいくスタイルです。じわじわ動きが遅いはずのでポジション数で時短を狙う作戦です。
ボラがないとはいえ何があるかわからないのが相場です。ポジションを持った状態で長く相場にいればいるほどリスクも高くなるので、早く終えれるならそのほうがいいですよね。
ボラのない前提でトレードする
ボラがない日のトレードについてまとめてきましたが、実は上記の内容は、普段のトレードでも役立つ考え方&トレード戦術です。
普段から基本はボラがない前提でトレードシナリオを組み立てる癖をつけると良いと思います。相場はレンジが7割〜8割と言われています。ボラのない前提でトレードすることを心がけると余裕を持ってトレードできると思います。
ブレイクを期待してエントリーするとなかなか値動きがでなかったときイライラして値動きに翻弄されたりもします。冷静でいられなくなったらトレードで好成績を残すのが難しいのはトレード経験のある方なら分かると思います。
ではボラがない前提でトレードシナリオを組んでいたら?
おそらくイライラが緩和されると思います。こうなったらこうするのシナリオパターンが増えて「対応」がスムーズにできるようになります。
まとめ
天才チャート エントリーチェックリスト
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