邪魔な線、節目のラインがあるときは伸ばさず利確。手堅くチキン利食いでいきましょう
含み益のポジションの利を伸ばそうとして引っ張ったばかりにマイナスに転じて結果、二度とプラスに戻ることなく負けで終わってしまったという経験ありませんか?
今回は天才チャートにおける利確ポイントについてのTipsです。
手堅く利確を繰り返す。小さな利益を切り取る
天才チャートを使った及川式デイトレは、大きな利幅を取りに行くトレードスタイルではないため、自分のポジションが順方向に伸びたとしても、抵抗帯にぶつかるところ・邪魔な線でいったん利確するのが基本となっています。
天才チャートのコンセプトは、大きな値幅は狙わない。短時間で小さな利益を切り取るトレード、です。
及川先生はYouTubeの動画のなかでよく「ここまでは行くと思うんだけどなー」と言ってまだ伸びしろがありそうなポジションでも切ってしまいます。そのあとすぐにやっぱりその場所まで到達して「やっぱりいきましたね」という場面がかなり多いです。
100点満点のトレードではなく70点、80点のトレードを繰り返す。100点を取りに行くにはしのぎを削らないといけないですが、難なくクリアできるところで手堅くトレードしていくスタイルです。
手堅く利確して利を積み重ねていくというトレードの本質を及川先生自体が実践で見せてくれています。勝ち逃げ最強ですね。
抵抗帯(邪魔な線)にぶつかるところで利確
天才チャートでの利確ポイントはチャート上にある抵抗帯になります。手堅く利確するなら、どこで利確してどこで損切りするかを明確にしておく必要があります。以下はチャートのなにかしらの抵抗帯になりうるポイントで「邪魔な線」です。
及川式でなくてもトレーダーであれば損切ラインでもあり、利確ラインとして考える箇所です。
・MA(青、茶、黄緑、ピンク)
・水平線、レジサポ
・直近の高値、安値
・レンジ上限、下限
・前日の安値、高値
・直近の東京市場の安値、高値
・直近の欧州の安値、高値
・直近のNY市場の安値、高値
・ボリンジャーバンド平行か逆向
このポイントを目印にリスクリワードを計算して、どこからどこまで部分を損切りと利確に設定してトレードするのかを組み立てると、手堅いトレードができるようになると思います。
20〜30pips取れたら十分。伸ばさず利確しよう。
複合ポジションで3ポジションはいったとして、値幅としては一つのポジションが10pips取れるところで利確してしまう。だいたい20pips〜30pipsのあたり。エントリーする前に逆算してトレードシナリオを組むとよさそうです。
はじめから損と利益の範囲を決めて、どうなったらどうするかを決めておく。
利確後に伸びても気にしない。どうなろうと知ったこっちゃない
自分が利確や損切したあとに、自分の考えていた利益方向にチャートがぐんぐん伸びていくことはよくありますよね。指を加えて見ているだけという悔しい思いをした経験は誰にでもあるんじゃないでしょうか。
天才チャートの及川式デイトレではこの現象を明確に割り切ったスタンスでいるため、なんとも思いません。
「このあとチャートが伸びようが知ったこっちゃない」
この考え方が及川式で好成績を継続できる秘訣かなとも思います。メンタル的にも安定するんですよね。
やっぱり自分の思った方向に伸びた、とかやっぱ見立て合ってたじゃんという考えは次のトレードでバイアスがかかってしまい、自分の環境認識は間違っていないと固執するようなトレードをしてしまいがちです。
ですが、どうなろうと知ったこっちゃないスタンスでいることで、「あ、そういうふうになったのね」「そっちのパターンね」というように客観的に、他者目線でチャートを客観的に見ることができるようになるのでおすすめです。
自分の利確後、100pips伸びるなんてよくあります。でもいいんです。5〜20分で10pipsとるのと、数時間かけて100pips取るのは全く別モノ。トレードスタイルも違うし、トレードするシーンも別でここは分けて考えるべきですね。
天才チャートを使うなら迷うことなく、短時間で利益を切り取るスタイルで、30pipsで大満足。節目のラインで伸ばさず利確、チキン利確で行きましょう。
まとめ
天才チャート エントリーチェックリスト
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