天才チャートでの及川式短期デイトレがダマシやフェイクを判別しやすい理由
天才チャートを使っての及川式短期デイトレでトレードするようになってから、いわゆるダマシ(フェイク)でポジションが狩られるということが少なくなりました。
理由は及川式短期デイトレでの環境認識とトレード時の立ち回りにあると考えています。
今回はダマシ(フェイク)の対処法を深堀りしていきます。
ダマシ(フェイク)とは
テクニカルやインジケータ、チャート形状で売り買いのシグナルが出ているのに、その逆方向へ動いたり、一度順方向に伸びたと思ったら逆行してそのまま行ってしまうような値動きのことをダマシと言います。
水平線やチャネルライン、トレンドラインなどのラインを超えたからエントリーしたけど、結局戻ってきてそのままめちゃくちゃ逆行していくパターンは相場あるある、トレーダーあるあるですよね。
このようにブレイクアウトを狙った手法でトレードするときによく遭遇する印象です。その名の通り、だましてきたなぁという値動き。
トレード初心者の頃や及川式に出会っていないころにはよく遭遇して「なんでやねん!」となった記憶があります。
及川式でダマシを見分けられるのか?
及川式のトレード手法で日々トレードしているのですが、ポジション狩りに合うという場面が少ないというのは実感していて、ダマシを見分けやすく、ダマシに遭遇しにくいと思っています。
冒頭で述べたとおり、環境認識と立ち回りがダマシにめっぽう強いやり方だからです。
及川式の環境認識と立ち回りがダマシに強い理由
結論から言うと、及川式の環境認識のおかげでダマシを避けられていると思います。
- 10通貨ペアをトレード前もトレード中も常に監視している
及川式では、単独の通貨ペアだけを見てトレードすることはありません。10通貨の通貨ペアのチャート画面をカチャカチャ切り返しながらトレードしていきます。
環境認識時点でも、トレードの最中でも常に通貨ペアの切り替え、行ったり来たりしているため、異変が起きた時や状況に変化が生じたことを検知しやすいのです。
どの通貨に変化が起きたのかがすぐに分かるということなんです。
ダマシかどうかの見分け方は通貨ペアごとの動きを見ること
何をもってしてダマシなのかというと、チャートが伸びたと思ったけど逆の方向に切り返してきたときですよね。
「ダマシが起きる」=「チャートが一方向に動きだす」と考えてよさそうです。
この「チャートが一方向に動きだした」時に、及川式では「動き出した通貨ペア」以外の通貨ペアも見ることで状況判断していきます。具体的には以下の2つのことを気にしながらチャートを監視していきます。
- 通貨ペア単独で動いているのか
- 通貨シリーズ全部で同じく動いてるのか
それぞれ解説していきます。
通貨ペア単独で動いている場合
通貨ペアが単独だけで動いている状況であれば「ダマシかもしれない」と疑います。
正確にいうと「その値動きは信頼性に欠ける」という感じです。
たとえば以下のような場合です。
- ポンド円が急に上昇した
- 他の円シリーズ(ドル円、ユーロ円、オージー円)は動いていない
- ポンドシリーズも動いていない(ポンドドル、ポンドオージー)
ポンド円だけが動いているので、その動きに乗っかるのはちょっと怪しいかもという視点をもつことができます。
通貨シリーズ全部で同じく動いてる場合
ダマシじゃないと判断できるのは通貨シリーズが揃って動いたときです。
先ほどの例のようにポンド円が急に動いた時に各通貨ペアも見比べましょう。
通貨シリーズで揃っているのであれば、その値動きは信頼性が高いと言えます。
- ポンド円が急に上昇した
- 他の円シリーズ(ドル円、ユーロ円、オージー円)も上昇している場合
→ クロス円で動き出した - ポンドシリーズ(ポンドドル、ポンドオージー)も上昇している場合
→ ポンドが動き出した
このように単独かシリーズかで信頼性が高いかどうかをジャッジしていくとダマシを回避しやすくなります。
この時に通貨の強弱と相関・逆相関も見ておくと、より視野が広くなって良いと思います。
連動するべきものがしているのか、していないのか。
揃って動いているのか、逆に動いているのか。
という観察ができ、視野を広くして環境認識できるのが及川式。
さらに極めつけが、時間帯を考慮した立ち回りになります。
時間帯を考慮した立ち回り
及川式では「今何時か?」というのを常に意識しています。
市場には午前と午後があり、時間切り替わりや終了間際などダマシが、発生しやすい時間なのかどうかも考慮しているので、判別しやすく、現場対応しやすいのです。
ダマシを仕掛ける側の立場に立って考えるとわかりやすいのですが、ダマシを仕掛けるにあたっては、多くの市場参加者のポジションを巻き込んで相場を動かしたいはずです。そうなってくると相場参加者が多い時間じゃないと意味がないので、残存時間たっぷりの時に起きる可能性が高く、閑散時間に起きる値動きはダマシじゃないかも、と考えたりもできます。
ダマシは相場参加者の損切を巻き込んで、大きく値を動かします。
相場参加者が少ないとそもそも損切させたところで、チャートがたいして伸びないのでダマシを仕掛ける側もメリットがなく、相場参加者が増えるタイミングもしくは多いタイミングで仕掛けるのが合理的という考えです。
以下の時間帯は相場が活発に動く時間帯。市場の午前中に当たる時間帯です。
以下の時間は相場の動きが鈍化していく時間帯。市場の午後やランチタイム。
まとめ
- 及川式天才チャートはダマシに遭いにくい
- 環境認識と立ち回りに秘訣がある
- ダマシかどうかの見分け方は通貨ペアの単独かシリーズかの動きを見ること
- ダマシを仕掛ける側の視点から時間帯も考慮することでさらにダマシに強い立ち回りができる
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