天才チャートの移動平均線(MA)解説
- 2022.05.24
- 天才チャートのあれこれ(天才チャートwiki)
- マルチタイムフレーム移動平均線, MTFMA, 移動平均線, マルチタイムフレーム
天才チャートでは移動平均線を重視してトレードをします。複数のMAが登場しますがすべてのMAが役割を持っており様々な活用法があります。
及川式トレードではざっとあげるだけでも以下のような活用をしています。
- トレンドの勢いや強弱を見る
- 方向性をつかみ抵抗帯、抵抗ライン、ゾーンの見極め
- 順張り・逆張りの根拠に
- 押し目買い、戻り売りのトリガーに
- 利確・損切、ポジション保有・継続の判断
今回は天才チャートの主要機能である各移動平均線(MA)について詳しく解説していきます。
マルチタイムフレーム移動平均線(MTFMA)
天才チャートの一番重要な移動平均線、それがマルチタイムフレーム移動平均線です。
マルチタイムフレーム(MTF)とは
ひと言でいうと「複数時間軸」のことで、ひとつのチャートで他の時間足のチャート分析することをマルチタイムフレーム分析と言います。複数の時間軸でチャートを分析することで精度の高いトレードができます。上位足から下位足まで環境認識を行うことで相場状況や趨勢、トレンドを把握しやすいことから多くのトレーダーが使っています。
天才チャートでは5分足チャート上に4時間足、1時間足、15分足の各上位足の移動平均線をMTF移動平均線として表示させておりトレードシナリオを構築する上で重要な役割を持っています。
黄緑のカクカク線(15分足の10SMA)
天才チャート、及川式でもっとも重要視されているのが「黄緑線」です。この黄緑線を軸にして、押し目や戻しを判断します。天才チャートのメインと言っていいMAです。順方向や逆方向といった方向性を見る基準としてもこの黄緑線を使います。
青色のカクカク線(1時間足の10SMA)
次に重要な移動平均線は青色のカクカク線です。黄緑線と合わせて使い、向きや位置関係からトレードシナリオを組み立てます。1時間足のMAということもありトレーダーから非常に注目度の高いMAなので、ローソク足がこのMAにタッチしたところでエントリーなどに使います。
青色のカクカク線でローソク足が反応しているのがわかりますね。
上記のシーンでは押し目買いの場面の例です。
茶色のカクカク線(4時間足の10SMA)
天才チャートでは一番大きな移動平均線で最も強い抵抗ラインとなります。この茶色のカクカク線は逆向きでもエントリーしたりすることもあります。
4時間足MAがしっかりと抑えてますね。
グレーのカクカク線(15分足の75SMA)
このグレーのカクカク線は及川先生の動画のなかのトレードではそれほど重要視はされていないのですが、利確の目安にしたり方向感を見るのに使ったりします。「75」という数値は多くのトレーダーに注目されているので表示させているという感じです。
ちなみにリオンちゃんがリオン式チャートで表示させているMAは、1時間の20SMA(240SMA)や200SMAが重要視されています。だいたいこのグレーの線が真ん中にくるので、ゾーンで考えて抵抗帯になりそうだなとかいう目線で見たりします。
こんなかんじ。
リオン式チャートで表示している240SMA(水色)と200SMA(ピンク)の間にあるのが、及川式のグレーカクカク線です。
以上が天才チャートに表示されているMTF・MAです。
リオンちゃんとは
月間1000pipsは余裕で叩き出すスーパートレーダーで、及川先生のFXism所属でFX Vtuberや講師としても活動されています。
リオンちゃんTwitter
https://twitter.com/LycaonFX
リオンちゃん誕生ストーリー
https://youtu.be/1bfynFWDo-Y
MTF・MAはなぜカクカクなのか
MTFMAがカクカクしているのは時間帯の切り替わりを表しています。
トレンドが出ているときは、カクカクがきれいな階段形状になっていることが多いです。トレンドが弱まってくると、階段の段差が緩やかになっていき平面に近づいていきます。
5分足の単純移動平均線(SMA)
天才チャートではMTFMAに加え、5分足のSMAを表示させています。
及川式デイトレードは20分程度で20〜40pipsくらいを獲得する短期デイトレであり、そのトレードスタイルを実現するのにひと役買ってるのが以下に紹介する5分足のSMAたちです。
水色線(5分足の5SMA)
一番反応が早いMAになります。勢いが強い場合は急角度でローソク足にくっついて動きます。
黄色線(5分足の14SMA)
まさに黄色信号という感じで、注意が必要ないMAです。たまに仕事します。水色線とクロスしたときや、ローソク足がタッチしたときに反応したりします。
ピンク線(5分足の20SMA)
多くのトレーダーが意識する20SMAなので重要です。ボリンジャーバンドの基準線、ミドルラインです。
オレンジ線(5分足の75SMA)
オレンジ線の75SMAは前述のとおり、多くのトレーダーに意識されるであろう75という数値のMAなので、方向性や利確・損切の基準に利用します。
リオン式トレードでも登場し重要視されているMAです。
天才チャートに表示されている各種MAを使いこなしていくために、まずはMAの種類を解説しました。今後は実際のトレードでの使い方も紹介していきます。
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