【黄緑線タッチ手法】やっていい時とだめ時を区別しよう【もっさり戻しは注意】
及川式デイトレ天才チャートで鉄板エントリーで黄緑線タッチでエントリーという手法があります。
今回はやっていい黄緑線タッチ手法と、見送る場合の黄緑線タッチの違いについて解説します。
最近だと黄緑線タッチでのエントリーは少なくなっている
釣りタイトルみたいになってしまいましたが、ココ1、2年黄緑線タッチでエントリーという場面は少なくなってきています。正確に言うと黄緑線タッチ「だけ」でのエントリーは少なくなっているかんじです。
「だけ」じゃない黄緑線タッチについて掘り下げていきます。
やっていい黄緑線タッチ
黄緑線と別の要素を組み合わせた根拠がそろったときはやっていい黄緑タッチです。例えば以下の要素が組み合わさったならエントリーを検討します。
これだけ見ても、どう組み合わさったらやっていいのかわからないと思うので更に詳しく解説していきます。
水平線
ローソク足が黄緑線に戻ってくるタイミングで、前回安値や前日の安値など節目のラインが引ける箇所が近くにあればエントリーを検討します。理由はそのラインを抜かれたら損切するという目安になるところだからです。損が浅く済むところからエントリーする、というのが基本になります。
↑この【絵】でいくと前回高値を超えたら損切です。エントリーは★マークが出ているところ。
ローソク足が黄緑線にタッチしていて、水平線が近いところの例です。
1時間MA(青カクカク線)
黄緑線と距離がなるべく近い1時間MA(青カクカク線)があれば自信を持ってエントリーしてもOKです。この場合は距離が重要で黄緑線との距離が近いことがポイントです。最高でも15pips以内の距離であることが条件です。
こちらも先ほどの【絵】でいくと、青いカクカク線が黄緑線と近い位置にあるのがわかると思います。
距離が近いとトレンドがまだ生きている、もしくはこれからトレンドがおっぱじまる、というタイミングになります。
逆に遠い場合は、もうトレンドが終わりそうなタイミングだったりします。
75MA(オレンジ線)
オレンジ線(5分足75MA)が黄緑線と同じ方向で、水平線もしくは1時間MA(青カクカク線)が黄緑線の近くにあると鉄板です。方向性が合致していれば根拠が更に強くなるイメージです。根拠の上塗り。
逆抜けされたら損切りするところ
逆抜けされたら損切する位置であればエントリーしてもOKです。これは言わずもがな、損失が少なく済む場所になるので、チャレンジするのはありです。ただし黄緑タッチを抜けられたらトレード終了するか、ドテンも視野に入れておくのがよいでしょう。
やっちゃだめな黄緑線タッチ
大きく逆行してしまう可能性があるパターンの黄緑線タッチエントリーを紹介します。下手にエントリーすると大負けにつながるので注意です。
水色、黄色、ピンク線の序列が揃っていないとき
「もっさり戻し」と呼ばれています。水色と黄色がクロスして黄緑線にローソク足がタッチしたときは見送りです。トレンドが転換する可能性が高いので、手を出すとめちゃくちゃ逆行されることがあります。
黄緑線のカクカクがゆるゆるになっているとき
こちらも同じく、カクカクではなく、ゆるゆるふにゃふにゃしているときは、トレンドが転換間近の動きである可能性が高いので、見送りましょう。
黄緑線の角度が浅いとき
それまで階段状でカクカクしている黄緑線の角度が浅くなったきたときは、これまでのトレンドの勢いが落ちてきているということなので、トレンド転換する可能性を疑いましょう。
上の【絵】でふにゃふにゃしているところの始まり部分、角度が浅くなっているのがわかりますね。
1時間MA(青カクカク線)との距離が15pips以上離れているとき
黄緑線と1時間MA(青カクカク線)の距離が離れている時は、やってはだめなパターンです。乖離しているということは、これから「収縮」に向かう可能性があります。15pips以上距離があるときは様子見しましょう。収縮に向かう=黄緑線が青カクカク線に向かう形でローソク足が動くので逆方向に進行することになります。
3番煎じ以降
トレンドが始まってから、もしくは市場開始から何回目の戻し(タッチ)なのかが重要です。3回目以降であればトレンド転換するまで見送りましょう。回数を重ねれば重ねるほどブレイクされる可能性が高まるので、ファーストタッチもしくは2番煎じまでを目安とするのが無難です。
3番煎じで、以下の組み合わせがあれば見送りです。
- 水色、黄色、赤の序列がバラバラの時
- 黄緑カクカクがふにゃふにゃの時
- 黄緑の角度が浅い時
- 青カクカクとの距離が遠い時
こうなると、むしろトレンド転換後の1番煎じか2番煎じを狙うほうが勝率がよくなると思います。
ゆっくり戻ってくる、大きく膨らんでの戻し
1番煎じでも2番煎じでも大きく膨らんで黄緑線に戻ってきた時は見送りです。
これは誰が見ても戻り売りや押し目買いが入りそうな場所で、教科書通りのトレーダーたちがエントリーしそうな場所です。つまりポジション狩りされやすい狙われやすい場所だったりします。
わかりやすいところは旨味が少ないのです。
ローソク足の動き、戻り方にも注目
さてここまでチャート形状や場面でやっていいパターン、やっちゃだめなパターンを解説してきましたが、そのパターンになるまでのプロセスも知っておくと役に立つはずなので触れておきます。
もちろん相場に絶対はないのであくまで傾向という感じですが、アタマに入れておくと良いと思います。
まとめ
全部重要なのでまとめが難しいですが、一番重要な部分だけ再度強調しておきます。
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