【天才チャート】個別チャートだけのときは伸びない!?チャート形状から考える優位性
天才チャートでのデイトレは10通貨の通貨相関・通貨強弱を見て環境認識を行い、その上で個別の通貨ペアごとのチャート形状(個別チャートの形)がよければエントリーというトレードスタイルです。
今回は個別チャートについてのTipsです。
天才チャートでエントリーしたい場面
天才チャートでエントリーしたい場面は以下のパターンです。
具体的な例でいうと、たとえば環境認識の時点で以下の状況であれば「ポンド円のロング」か「ユーロドルのショート」を検討します。
- ユーロポンドでポンドが強い
- ドル円が上げ基調
- ユーロ円、ポンド円が上げ基調
- ユーロドル、ポンドドルが下げ基調
これが「通貨ペア、シリーズで相関が効いていて、通貨強弱の強い方をロング(弱い方をショート)」の場面です。
そしてこのときに、ポンド円かユーロドルどちらのチャートの形のほうが勝ちやすいかという判断を加えていきます。天才チャート上でチャート形状がより勝ちやすい形、負けにくい形かどうかを見極めて優位性の高い方にエントリーしていくことになります。
天才チャートのエントリーを見送る場面
見送る場面はズバリ、前述のエントリーしたい場面の真逆です。
- 通貨相関がはっきりしない
- 強弱がはっきりしない
- 個別チャートの形がよくない
これらの場面はエントリーしないのは明白ですね。値動きをみていても惑わされることはあまりないと思います。ですが、この内のどれか一つだけがエントリーしたい場面になったときに注意必要です。もっとも注意が必要なのが「個別チャートの形だけがいい場面」です。
個別チャートの形がいい「だけ」のとき
トレードするときに利益が取れそうなところはないか、という目でチャートを見てしまっていませんか?間違いではありませんが、儲かるところはどこかという視点でいると盲目的になってしまい、チャンスでもないところでトレードしてしまいがちです。
天才チャートで10通貨も監視していると、通貨相関と通貨強弱は噛み合っていないけど、個別のチャートの形がいいときがあります。天才チャートは5分足チャートですし、監視銘柄の数が多いのでよく遭遇すると思います。
通貨相関と通貨強弱が噛み合っていて、さらに個別チャートの形状がいいときは、強気でGOですが、「通貨相関と通貨強弱は噛み合っていないけど個別のチャートの形がいいとき」というのは「個別のチャートの形がたまたまいいだけ」の可能性があるので、そういう場面でのエントリーはあまりおすすめできません。
骨太じゃない、まだ本番じゃない状況
「個別のチャートの形がたまたまいいだけ」というのは、まだ相場が骨太じゃない、本番がはじまる前の状況かもしれません。相場の総意ではなく、流れでその形になっているだけと疑ってチャートを見るスタンスでいるほうがよいです。
特に市場開始前の閑散時間帯であれば、参加者が少ない状況の形なので市場オープンと同時にまったく別の動きをするということも「まま」あります。
と思っておきましょう。
個別チャートがいい時はバイアスがかかりやすい
個別チャートの形だけがいいときというのは、やはり惑わされやすいです。ついついエントリーしたくなります。勝ちパターンにそっくりな形状であればあるほどエントリーしたくなりますが、相関と強弱を無視した状況ではいると優位性がありません。
それでもエントリーしたい。そのときの立ち回り方
でもエントリーしたい。形がいいならチャレンジしたいですよね。
めちゃくちゃわかります。この状況でエントリーする場合は「覚悟」と「対応」を決めておきましょう。
- 個別チャートの形が否定されるかもしれない
- 強く逆行されるかもしれない
- 巡行したとしてもポジションはたいした伸びないかもしれない
- 逆行されたらポジションを切る
- 逆行されたらドテンする
このように「こうなったらこうする」をあらかじめ「対応」を決めておくことが重要です。負けを覚悟して、損失方向にチャートが言ってしまった場合に以下に最小限に留めるかが、生き残れるかどうかの分かれ道。
まとめ
天才チャート エントリーチェックリスト
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