ラスボスで考える逆応用の考え方。通貨強弱の強いほうと弱いほうを最後の砦をトレードシナリオに
通貨強弱を活用してトレードする場合に強い通貨と弱い通貨を見るだけでなくプラスアルファの視点を取り入れるだけで優位性がぐんと上がります。今回は天才チャートでの通貨強弱の扱い。踏み込んだ使い方のコツです。
通貨強弱「だけ」見るのは優位性は高くない
通貨強弱「だけ」を把握したい場合は、たとえば以下のオアンダのWebサイトで見ることができます。
ですがこれ「だけ」を見てもあまり優位性は高くありません。
いつ通貨強弱が変わるかわからないからです。
最弱だった通貨がV字のようになって最強通貨に切り替わることもあるので盲目的に見ているとドカン負けするので要注意です。(もちろん時間足での強弱で長期的に見るのかどうかでも変わってきますが転載チャートは5分足チャートでのトレードなので、今回は5分足のハナシです。)
通貨強弱プラスアルファは他通貨の邪魔な線
天才チャートでのトレードの場合、邪魔な線というのは利確にも使うし、損切にも使います。つまりトレードシナリオを構築するに当たって重要な要素になってきます。
たとえば以下の要素が邪魔な線です。
最後に当たる邪魔な線「ラスボス」は優位性が高い
トレード中は必ず強いほうと弱いほうそれぞれの邪魔な線を確認しましょう。弱いほうが邪魔な線にあたるとき、強いほうは邪魔な線をぶち抜いているはずです。つまり最後に当たったほうがラスボスになります。
そのラスボスは、みんなが利確するところなので逆張りもできるラインになるというわけです。複数の通貨ペアを監視して、弱い方強い方のいずれかの邪魔な線やなにかの抵抗体に到達したときに、対応するのが天才チャートの及川式デイトレです。
エントリーしている通貨ではローソク足が到達してないけど、弱いほうが到達したあたりで利確やポジション追加などは、よく及川先生がYouTubeのなかでやっているトレード手法ですよね。
ラスボスは、誰かのエントリー位置でもあり、損切位置でもあり、利確位置でもあり、ポジション追加位置でもある。逆張りポイントでもある。
参考例:オージーテクニカルでの逆張り
ラスボスの概念はオージーテクニカルの逆張りはで考えるとわかりやすいと思います。
たとえば以下の局面があったとします。
- オージ円、オージードルが下げ
- ポンドオージー、ユーロオージーが上げ
- ユロポンが下げ。ユーロが弱くてポンドが強い時
この場合ポンドオージー、ユーロオージー側の逆張りを仕掛けるとしたらどうするか。
ここでのラスボスは弱い方の邪魔な線になるので、ユーロオージーの邪魔な線に当たるところで逆張りをするという形です。
ポンドオージー、ユーロオージーが上昇している中で強い方のポンドオージーもユーロオージーと同じく邪魔な線が存在しているはずですが、ポンドオージーが強いほうなのでその線は抜いていく、弱い方のユーロオージーが邪魔な線に当たるところがポイントです。
最後に当たる邪魔な線。
このようにシリーズで揃っていた場合、最後にあたった関連銘柄のラスボス。シリーズのラスボスに当たった時は利確や損切が大きく入るところと考えていいと思います。
誰かの利確は誰かの逆張りになる。
まとめ
天才チャート エントリーチェックリスト
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