【相場はなまもの】相場を先導するのはどの要素?トレードするときに押さえておきたい主役になる要素【今日の相場のご機嫌は】
天才チャートではいろいろな手法があるため、場面によってエントリー根拠が変わります。
なるべくなら根拠がいくつか重なる場面でトレードしたいですよね。
今回はエントリー根拠についてのTipsです。
今日はどんな相場?空気感を見よう
環境認識のときに最も押さえておきたいのは、その日の相場の空気感です。「今日はどんな相場か」ということ。
テクニカル分析での技術的な裏付けはもちろん重要なのですが、相場の空気感を把握しておくと見方も変わります。トレードの現場では決断力や判断力が求められるので、その日の相場のご機嫌を知っておくのとそうじゃないのとでは対応に段違いの差が出てきます。
前情報として頭にいれておく
日経や株式市場がどうだったか、前日・今週はどのような趨勢で動いているか、値動きに影響しそうな経済指標や世界的な情勢はないかなどファンダメンタルズ的な要素も頭に入れておくとよりトレードしやすくなります。
通用しているテクニカル要素はどれか
たとえば以下のような観点で環境認識を行います。
- 水平線が効いているか?
- チャネルラインやトレンドラインが効いているか?
- MAは機能しているか?MAにチャートが反応しているか
- ボリンジャーバンドは機能しているか?
- 地合いはどうか?チャートきれいか?汚いか?乱高下してないか?
- 通貨相関が聞いているか?逆相関が効いているか?
- リスクオン?リスクオフ?全下げ?全上げ?
- 特定の通過がめちゃくちゃ弱い or 強い?
上記の視点でチャートを観察しているとテクニカルが効いている要素と効いていない要素があるのがわかると思います。その日通用している要素がどれかわかればトレードシナリオが立てやすくなります。相場を先導している要素がどれかを掴めたらこっちのもんです。
主役の通貨はどれか
各通貨ペアで、シリーズで揃って動いていたり、相関・逆相関がキレイだったりする通貨ペアを見つけましょう。乱高下してたり、ヒゲだらけの通貨は主役じゃないので、キレイなチャートを形成している通貨でトレードするようにしましょう。
チャート形状から主役の通過を探すのがよいですが、見つからない場合はトレードする時間帯で考えてみるのもありです。
時間帯別主役の通過
東京市場は円とオージー系通過が主役になります。
なのでドル円、ポンド円、ユーロ円もしくはオージ円、オージードルが主役通過になりうる通過です。
欧州市場はポンドとユーロです。
ポンド円、ユーロ円、ポンドル、ユーロドル。
NY市場はドルなので、ポンドル、ユーロドル。
といった具合に時間帯から主役を考えることができます。相関・逆相関もみて一番キレイなチャートパターンの通貨が主役です。
主役のMAはどれか
主役の通貨が決まったら、その通貨ペアのチャート上に必ずその日の主役のMAにがいます。ローソク足を数回止めているMAを探しましょう。その日の主役MAは次もレジスタンスもしくはサポートになってくれる可能性が高いのでエントリー根拠や利確ポイントのアタリがつけやすくなります。
相場のご機嫌 ✕ 自分の得意パターンをアジャストしていく
このように主役の通貨、MA、その他の要素を鑑みて、相場の空気感を総合的に捉えること。相場の機嫌を確認し、優位性の高い場面を短期デイトレで切り取っていく。
相場のご機嫌次第でやりやすいときとやりにくいときが出てくるはずです。トレードしていくうちにこういう時は勝ちやすいという「傾向」がつかめてくるはずです。それが得意な要素になり、自分の得意なパターンとなります。
自分のトレードスタイル、型が決まる
相場の機嫌と自分の得意がマッチした時はかなりの鉄板トレードとなり、安定した成績を叩き出せるようになると思います。
まとめ
- どの要素が相場を先導するのかを把握しよう
- 相場の機嫌、空気感を掴もう
- 効いているテクニカル要素と効いていないテクニカル要素がある
- 主役のMAや通貨を見つける
- 相場のご機嫌に合わせて自分のトレードをアジャストしていく
- その中でやりやすい相場とそうじゃない相場の傾向が掴めてくる
- 自分の得意パターンができ、自分のトレードスタイル・型となる
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