天才チャートは水平線をココに引く!及川式ラインの引き方
- 2022.06.13
- トレード手法・技術 ツール・インジケーター 豆知識
- ライントレード, 水平線, トレンドライン, チャネルライン, 各市場の高安値, 相場は届かないし行き過ぎる
テクニカル分析を元にトレードする場合、チャネルラインや水平線など何かしらのラインを引いてトレードすると思います。ライントレードはシンプルでベーシックなやり方なのでほとんどのトレーダーが手法に取り入れていると思います。
ただラインといってもいろいろありますよね。今回は天才チャートではラインを引くならどこか。どこに引くのか、どこを意識するべきかを考えていきます。
ラインはどこにでも引けてしまう
ラインは水平線でもチャネルラインでも、引こうと思えばどこにでもそれらしく引けてしまいます。たとえばテキトーに水平線を引いたとして、チャートのローソク足の時間帯や、スケール(拡大縮小率)を変更すれば、なにかしらどこかに当っていると思います。
ラインに正解はない
つまりラインに正解はないし、ここに来たらビタビタでぴったり反応するというラインの引き方もありません。もちろん反応することもありますが、相場はランダム性があり、届かないし行き過ぎるという特徴もあるためです。
同じチャートでもトレーダーひとりひとりラインの引き方や引いた場所は異なるので、見方も違うし手法も違うしいろいろな思惑が発生するということですね。
正解はないけどラインを引くにあたっての根拠(要素)は決まっている
なるべく優位性の高い(ローソク足が反応しやすい)ラインが引けたらトレードの質も向上しますよね。正解はないですが、トレーダーの多くがどこにラインを引くか。ラインを引くにあたっての根拠(要素)はほとんど決まっています。
一般的なラインを結ぶ要素(点)
教科書的な内容になりますが、ラインを引くには点と点を結ぶ必要があります。その点になるのは以下です。
・直近の高値、安値
・直近の最高値、最安値
・最高値を作った押し安値
・最安値をつくった戻り高値
・レンジ上限、下限、レンジの真ん中
・数回反応した高値、安値
・前日の安値、高値
・キリ番
・突出した長いヒゲ
これらを結んだラインはだいたい抵抗帯となり、ローソク足が到達したときに何かしらの反応があります。ただ相場は行き過ぎるし、届かないという特性もあり、トレーダーによって見ているラインが違うのである程度のブレが発生します。
天才チャートでのラインを結ぶ要素
ちなみに及川先生は、山と谷が重なるところにラインを引くことが多いです。
いわゆるレジサポですね。5分足の天才チャートのスケールを変えて縮小表示させられる範囲でラインを引くことが多いと思います。(上位足チャートでラインを引くことは少ない)
盲点だった及川先生のが引いたライン
及川先生が何気なく動画で環境認識しているときに引いたラインが自分には盲点で目からウロコだったので紹介します。それは各市場時間帯の安値と高値です。
全然意識していなかったのですが、割と反応しやすいラインになると思っています。なのでいまは各市場の高値安値も意識してトレードするようになりました。
及川先生が引かないライン
及川先生は斜めのライン(チャネルラインやトレンドライン)を引くことはめったにありません。というか僕の知る限り動画では見たことがないですね。チャネルやトレンドラインは斜めのラインなので、おそらく天才チャートのMAたちがその役割を担ってくれているからだと思っています。及川先生は水平線のみ。
おまけ:各市場を色分けしてくれるインジケーター「4Sessions」
「4Sessions」は僕が独自で使用しているインジケーターになりますが、各市場を色分けして表示してくれるインジケーターを使うと各市場の安値高値がわかりやすいです。天才チャートに追加して使用しています。
こんなかんじです↓
水色が東京市場、ベージュが欧州市場、薄紫背景がNY市場です。
この背景のボックスの上限下限が各市場の高値安値になるので、そこにラインを引いてトレードするとき一応気にして見るようにはしています。各市場の安値高値を自動で引いてくれるインジケーターも探せばあるかもしれませんが、自動で引かれると意識が薄くなってしまうので、僕は背景を分けて自分で毎回引くようにしています。
「4Sessions」の詳細は下記のサイトで詳しく解説されています。
市場時間を色分け表示するMT4インジケーター!
https://manabu-blog.com/mt4-market-indicator
ダウンロードは下記サイトがわかりやすいです。
時間帯別にチャートを色分けするインジ「4Sessions」
https://technical-indicators.com/archives/20127
まとめ
・ライントレードは多くのトレーダーが活用している
・ラインは引こうと思えばどこにでも引ける
・ラインに正解はない
・正解はないけどラインを引くための点(要素)は決まってる
・天才チャートでは山と谷の重なるところに引く(レジサポ)
・及川先生は前の市場の高値安値に引くことがあった(目からウロコだった)
・及川先生は水平線しか引かない。斜めのラインは引かない。
・市場の高値安値を把握するのには「4Sessions」というインジケーターが便利
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