【想定と対応】割るの割らないの?強そうなMAや水平線をブレイクするのは○○○の時
- 2022.08.17
- トレード手法・技術 環境認識
- こうなったらこうする, シリーズ揃い, 2WAY, トレンドはそう簡単には発生しない, ボラが出ない前提
今回はブレイクするのしないのという場面の例を交えて、及川式天才チャートではこういう判断の仕方もありだよ、というハナシ。
近くの抵抗帯を抜けるか抜けないかわからないとき
ロング狙いなんだけど上に邪魔な線がある、ショート狙いだけど下に邪魔な線がある。邪魔な線を突破するのかしないのか、ブレイクしたら伸びそうだけど・・・。
このような場面はチャート監視しているときによくある状況だとおもいます。
一般的なトレードの教科書だと「どっちいくかわからないところではトレードしない」となっていると思いますが、及川式デイトレではちょっとだけ考え方が違います。
生じた現象に対して「対応」するのが及川式
MAや水平線を突破するかどうか、値動きがどうなるかというのは世界中の誰にもわかりません。なので予想をしてもあまり意味がなかったりします。ですが、事前に想定しておくだけでトレード現場での対応の仕方に差がでてきます。
及川式デイトレでは常に「こうなったらこうする」を事前に決めておくこと、トレードは現場で「対応」するものだと言っています。何度かはじかれた抵抗帯は強く、その場所に到達したときに反発するかもしれません。そういった邪魔な線(MAや水平線)をブレイクするのはどういうときか、ざっくりイメージしておきましょう。
あらかじめいくつかのシナリオを考えておけば、慌てず冷静に対処できます。トレードにおいては冷静であることが重要。まずいのは状況の変化に対応できずに思考停止になってパニックになってしまうことです。
2WAYで考える
及川式ではこうなったらこうするを2WAYで考えることが多いです。
たとえばある程度の前提を決めておきます。これは経験や相場感からくるものですが、トレンドはそう簡単には発生しない、ボラが出ない前提で考えるのが及川式。
よって今回の場面を例にすると、前提として
「強い抵抗帯になりうる邪魔な線は、よほどの勢いがなければ突破できない」
「でも近くにある抵抗帯は抜けたら強い」
と考えておく。
そうなると以下のような感じで2WAYの方法が考えられます。
そもそも突破するのはどんなとき?
ブレイクするのかしないかの例をさらに掘り下げていきます。
強めの邪魔な線を突破するということは、相場の方向感が一方向に強く現れたと考えることができると思います。相場の総意でチャートが動いたということ。及川式天才チャートで強い相場のときはどんなときかというと、鉄板エントリーにもある「シリーズ揃い」です。
「シリーズ揃い」は強く伸びる
及川式天才チャートの鉄板エントリーでシリーズで揃って動いたものは強いという「シリーズ揃い」があります。邪魔な線を「割るの?割らないの?」というときにこの「シリーズ揃い」を組み合わせて考えると以下の発想ができます。
これで「強い抵抗帯になりうる邪魔な線は、よほどの勢いがなければ突破できないんじゃないか」に「シリーズ揃い」を合わせた多角的な根拠ができました。
「シリーズ揃い」を想定したシナリオ(対応)
事前想定ができたので、シナリオの解像度が上がります。より細かくシナリオができます。
などなど。
トレード現場では
というような判断ができるとトレードの質が上がりそうですね。なるべく優位性の高い場面でトレードできるように「想定」と「対応」を常に意識しましょう。
まとめ
天才チャート エントリーチェックリスト
-
前の記事
たれボリバン、逆行ボリバンはお別れのサイン。他人の利確ポイントは逆張りポイント 2022.08.16
-
次の記事
【勝ち逃げの秘密】市場オープン直後の動きは大きく分けて2種類!一度上げ切らないで下げたのがまた再度上げに行くことはなかなかない 2022.08.18