天才チャートの上位足MAタッチの反応でわかるポジション継続とエントリー判断

及川式の鉄板エントリー手法に「上位時間足のMAタッチ」での戻り売りがあります。
黄緑線にローソク足がタッチしたとき、または1時間足MA(青)にローソク足がタッチした場面でどう対応すべきか。
今回は天才チャートでのMAタッチしたときにどう立ち回るかのTipsです。
ただMAタッチしたからエントリーではない
天才チャート及川式デイトレの戻り売りの王道手法は以下のエントリーです。
ですが、MAをもろともせずにすんなり超えられて負けることがあります。MAにタッチしたという理由だけでエントリーすると負けます。
MAに限らずですが、水平線やチャネル、レジサポなどの節目のラインにタッチしたからといって安易にエントリーするのではなく、必ずどういう状況でそうなっているのかを観察するようにしましょう。
ローソク足がどのような動きをするかを見て決める
MAや水平線にローソク足がタッチしたときに、反応があるかどうかでをまず見ます。ローソク足が反応したので、あればエントリーもしくはポジション保有中であれば続行、というように立ち回ります。
- バリッバリの陽線ばかりで上げてきた
- じわじわ上げてきた
- 1本ですんなりと下げてきた
- ヒゲがつけそうか
- 足が上値でそろった、下値でそろった
などなど反応をよく観察しましょう。主にMAを突破する勢いがありそうなのかどうかを見ます。
直前で小さいレンジを形成していたり、モミモミしてると突破されやすい傾向があると思っています。すんなりあげていったほうが、ダマシのような形で戻ってくることが多いかもです。
ローソク足とMAの関係は膝と飛び越える壁を想像するとわかりやすいです。
目の前に壁があったとして、その壁を飛び越えるにはいったん膝を曲げてジャンプしたほうが高く飛べます。膝が伸び切っているとジャンプできず、勢いよく飛び越えれないですよね。
MAやライン、抵抗帯を抜けるときのイメージはまさにこれです。ローソク足が1本だけだと途中でエネルギー不足になって超えられなかったりします。いったん止められたあと、モミモミしてから抜ける。
ローソク足が反応する場合
ローソク足が反応する場合は、スンナリ抜けずに一度ヒゲが出て抑えられるような値動きが起こります。この場合は「反応している」と判断します。
ヒゲになりそうでならずにローソク足の確定の時点でヒゲが出なかった場合は、いったん見送るか、次のローソク足の動きをみましょう。MAに反応してピクピク上ヒゲがついたらエントリーOKです。
ローソク足が反応しない場合
MAにタッチしてもローソク足が反応せず勢いよく実体で超えていった場合は、見送りです。「こうなるはずがならないときは逆に強い」ということでショートではなくロングを検討したほうがいいかもしれません。
ヒゲの出るそぶりも見せずにMAを通過した場合は反発せずにさらに伸びていくと考えておきましょう。
ポジション保有中に自分の利益方向にあるMAが邪魔をしそうな場合にもこのプライスアクションが役に立ちます。
その邪魔な線に到達したときにローソク足が反応しなければ強気で継続という立ち回り方の応用ができます。
MAにタッチするときに気にしておきたい他の要素
ローソク足の反応以外に気にしておきたい要素がいくつかあります。いろいろな要素を多角的に組み合わせることでエントリーやポジション保有の根拠が厚くなり、優位性の高い場面でのトレードができるようになります。
- 何番煎じか
- いま何時か、何分か
- ほかの通貨(とくに逆相関の通貨)を観て止まりそうな場所か
何番煎じか
今回のMAへのタッチが何回目かをチェックします。直近でタッチした回数が多ければ多いほど、突破される確率が高くなりやすいという視点をもっておきましょう。及川式では2番煎じまではやってもOKとされています。
3番煎じ以降であれば、MAを突破されてからの戻しを狙う。
トレンド転換してからの1番煎じ、2番煎じを狙うという立ち回り方が推奨です。
いま何時か、何分か
人が多くなる時間帯か、人が少なくなる時間帯かを考えます。節目の時間かどうか。
たとえば、以下のようなことを考慮しておきます。
ローソク足がMAにタッチするとき、
- 1時間の切り替わりであれば、ポジションを手放す人が多いハズ。
- 4時間足の確定の時間であれば手放す人が多いかも。
- 新1時間もしくは30分のはじまりだからこれからポジション持つ人が増えるかも。
などなど。
市場参加者の心理的に「時間」でポジションを保有を考えてるトレーダーは多くいるはずなので、その節目の時間帯でMAタッチしたなら、どう作用するかを想定しておきましょう。
MAタッチしたとき他の通貨はどうか見る
いま見ている通貨で、MAタッチしたときに、他の通貨も見ます。
このとき他の通貨もなにかのMAやライン、関所にローソク足がタッチしそうであれば、チャレンジはありだとおもっています。
他の通貨での関所でナンピン、増し玉などをして疑似エントリー、疑似ナンピンをするイメージ。
まとめ
「黄緑線に当たったけど反発ないのでショート続行しよう」というような判断ができるようになるには以下のポイントを抑えましょう。
- 節目のラインやMAタッチしたときのローソク足の動きを見る
- MAタッチしたというだけで安易にエントリーしない
- ローソク足の動きだけじゃなく何番煎じか、時間帯やほかの通貨も合わせて根拠を重ねる
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