【おっぱじまりからの】市場はじまりの最初の30分、最初の1時間の値動きの特徴【抜け直しが強い】
- 2022.08.09
- 環境認識 豆知識
- 30分, 抜け直し, おっかないところをやる, 怖いと思うところがチャンス
及川先生は欧州市場の開始あたりの時間帯にトレードすることが多いですよね。及川式時間帯管理では人が増える時間帯にトレードするのがいいとされています。
今回は市場はじまりからの値動きの特徴についてのTipsです。
時間帯管理のおさらい
さらっとおさらいしておきますと及川式時間帯管理では、冒頭で述べたように人が増える時間帯にトレードすることを重要視しています。人が少ない → 増える時間はトレンドが発生しやすく、テクニカルも効きやすいという統計学が成り立つからです。この出来高が増える市場開始あたりの時間からの値動きでパターンがあります。
最初の30分、最初の1時間での「おっぱじまり」
市場開始と同時か5分前後の時間帯に急にチャートが伸びることがあります。及川語録でいう「おっぱじまる」ってやつです。この値動きに乗れれば楽に利益が取れるんですが、フェイクっぽい動きをすることもあります。ぶわっと伸びるんだけど数本のローソク足で戻ってくる動き。この動きが出たときは要注意なので警戒して観察しましょう。
おっぱじまりからの抜け直し
市場はじまって最初の30分、1時間でまずチャートが伸び、その後抜け直したらめちゃくちゃ強いとおぼえておきましょう。このときはローソク足数本で戻ってきて、密集していた全MAをそのまま逆方向にぶち抜いて動きます。
「ダマシっぽい動きをしてから全MAぶち抜き」もしくは「収縮からの拡散、からの戻し」というとわかりやすいでしょうか。
いったん方向性がでたように思わせておいて、逆にめちゃくちゃ伸びていくのがおっぱじまりからの「抜け直し」パターンです。
値動きの仕方からトレードシナリオを組み立てる
市場はじまりからの「おっぱじまり」と「抜け直し」をうまく利用してトレードシナリオを組み立てましょう。
市場開始からのおっぱじまりに乗れた場合
開始のおっぱじまりにうまく乗っかれた場合は、最初の30分のあたりで利確を検討しましょう。まずは手堅く利益を確保です。ここで手堅くする理由は、前述のとおり「抜け直し」があるかもしれないことと、次の新しい30分で別の世界が始まったら嫌だからです。利が乗っている場合はさっさと勝ち逃げしちゃいましょう。
おっぱじまりに乗り遅れた場合
乗り遅れた場合の対応は2種類あります。1つは押し目や戻り目を狙うシナリオです。水平線やMAを背にして仕掛けましょう。もうひとつは抜け直しに乗っかるシナリオです。背にした水平線やMAを全ぶち抜きしたときは「抜け直し」の動きなので、その場合は抜け直した方向にドテンするなりして乗っかるのがよいです。
おっぱじまりも、抜け直しも「おっかない(怖い)」
人情的にはおっぱじまりも、抜け直しも勢いが強いチャートの動き方をするので、結構「おっかない」んですよね。でもおっかないところがチャンス、怖いと思うところをやれという及川先生のいうとおりで、うまく乗れるとあっという間に含み損を見ないで利になってくれるんですよね。
市場はじまりの最初の30分、最初の1時間でチャートが動いてその後抜け直したら強い!ただしおっかないので、損切の浅く済むところからチャレンジして、手堅く利食いというのが及川式のセオリーですね。
まとめ
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