飛び乗り厳禁!経済指標トレードの本当の狙い目とチャンス
相場が大きく動く経済指標のタイミングを狙ってトレードしたことはありませんか?
雇用統計やFOMCや消費者物価指数などは大きく相場が動くのでうまく乗れたら爆益が狙えるおいしいチャンスですよね。僕も何度か挑戦したことがあります。
ですが値動きなんてそう簡単に読めるわけもなく…。
いい結果になることは少ないなぁという雑感をもっています。今回は反省も踏まえて経済指標トレードについて深堀りします。
気にしておきたい経済指標(大きく値が動く指標)
以下の経済指標は大きく動くので基本トレードは避けています。及川先生は指標や要人発言など相場が急騰・急落するようなことを「材料」と言っていますね。
・雇用統計
・FOMC
・金融政策・政策金利
・消費者物価指数
・生産者物価指数
・GDP国内総生産
・ISM製造業景況指数
などなど。「経済指標カレンダー」で重要度★3つ以上のものは大きく動きます。
飛び乗りするとだいたい負ける
チャートを監視していて思っていた方向に、値が大きく動くとついついエントリーしたくなってしまいますよね。だいたいその時の思惑はこんなかんじ。
・この勢いに乗っかったら勝てるかもしれない
・今エントリーしないと置いていかれる
・やっぱり思ってた方向であってた
そして飛び乗るとたいてい負けます。負けちゃうんですよね。。。
負ける理由は負けやすい条件が揃っているから
指標トレードは負けやすい状況が揃っていて、負けやすい環境になっていることがわかります。負けるべくして負けるというかんじですね。
・普段やらないトレードだから(根拠が薄い、ロジックがない)
・スプレッドが広がった瞬間にポジションが切らされる
・スリッページでいい位置で入るのが難しいので意図した場所とずれる
・ぶん回し系で上下にアゲサゲ、値幅が大きすぎて結局刈られる
見送るほうが無難(実体験の失敗から)
僕はエントリーしてプラスにできたこともありますが、だいたい値動きにびびってしまって、薄利で逃げて終わるか、むしろ逆にいかれたりしてマイナスで終わることも多かったです。
経済指標発表時のトレードはそこまでおいしくないのでやはりエントリーを見送るほうが無難です。再現性がないんですよね。再現性がないトレードはギャンブルとおなじです。
乗れないのは悔しいけど割り切ろう
「置いていかれたらしょうがない」これしかないです。
別に損はしてないので割り切りましょう。安易に飛び乗りすると大怪我するだけです。再現性がないトレードを繰り返すのはプロのすることではない、と自分に言い聞かせましょう。
本当においしいのは経済指標の発表後
経済指標の大きな値動きに飛び乗るでのはなく、経済指標の発表後が狙い目です。
本当のチャンスは経済指標発表後で、方向感を定めやすいことが多いです。チャンスが転がっているおいしい場面は、値動きがある程度落ち着いてから、というわけです。(飛び乗っていいことはない)
どういう場面でやるのがおいしいのか
経済指標は「ショートカット」だと考えるとわかりやすいかと思います。
経済指標の値動きで本来自分がエントリーしたいポイントまであっという間に到達してきたとき、はチャンスなのでチャレンジするのはありです。
だいたい経済指標発表から5分足で2本くらいがドンパチ花火状態なので、2本ローソク足の動きをみてからエントリーを検討するのが良いです。ローソク足が止まるのを見る、実体が確定するまで待つ、1、2本様子を見る。方向感が決まってから手を出す。
飛び乗りするといい結果にならない理由が「普段やらないトレードだから(ロジックがない)」ですが、本来入りたい自分の根拠が整っているところであれば問題ないですよね。自分がエントリしたいと思っていたラインに到達したらエントリーを検討する、という心構えでいるとよいです。
やってやってもいい状況
経済指標前にエントリーして含み益がある状態のときや、建値で決済できそうなポジションがある場合はチャレンジしてもいいと思います。勝ちが確定しているときはやってやってもいい精神でチャンレンジはありですね。
経済指標発表付近での値動きパターンはだいたい決まっている
経済指標で負けるのは、根拠がないからという話をしてきましたが、はじめからこうなったらこうするを決めておけば実はそれほど無謀でもないです。経済指標でどうなるかは、ある程度パターン化できます。
発表前〜発表後
・発表前に下げて、発表と同時に上げまくる
・発表前に上げて、発表と同時に下げまくる
・発表前に下げて、そのまま下げまくる
・発表前に上げて、そのまま上げまくる
・不発(思ったより動かない)
発表後〜15分(ローソク足2〜3本分)くらい
・上げまくったあとに、上ヒゲ作って戻ってくる、そのまま下降
・下げまくったあとに、下ヒゲ作って戻ってくる、そのまま上昇
・上げまくったあとに、上ヒゲ作って戻ってくるけど、再度上げまくる
・下げまくったあとに、下ヒゲ作って戻ってくる、再度下げまくる
だいたいこんな感じだとおもいます。
どうなったらどうするを決めておけば慌てずに行動できますよね。
このパタンと、自分の本来トレードしたい場所が合致したならチャレンジはありですね。
経済指標はただの花火大会か、トレンド化するか
経済指標はただドンパチ大きく動いたあと、どうなるかを考慮しておくことも大事です。
だいたいは下記の3つです。
・レンジになる
・動いた方向にトレンド転換が起きる
・元のトレンドに収束する
要人発言や大きな事件など世界の情勢が動くような内容の「材料」であればトレンドになりやすい傾向があると思います。
まとめ
・経済指標で大きく動くものは把握しておこう
・経済指標カレンダーで重要度が★3つ以上のもの
・飛び乗ると大抵負ける
・オイシイのは指標発表後
・ローソク足1、2本様子みる
・自分のエントリー場所までのショートカットが経済指標
・本来自分が入りたい場所まで来たならチャレンジはあり
・勝ちが確定した状況ならやってやってもいい
・経済指標の値動きのパターンはだいたい決まっている
・経済指標はただの花火大会か、トレンド化するかどっちか
それではよき指標トレードを!
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