ナンピンは時間短縮!ナンピンしたあとの立ち回り方
天才チャートを使った及川式デイトレではナンピンはトレード中によく使う立ち回りのひとつです。
今回は天才チャートでの及川式ナンピンについてのTipsです。
ナンピンとは
まず一般的な定義ではナンピンとはを調べると以下のようになっています。
FXにおけるナンピンとは、保有しているポジションに対して相場が逆の方向に進んだ際に、さらにポジションを追加し平均取得単価(平均コスト)を下げる取引手法です。
引用元 – https://www.oanda.jp/lab-education/dictionary/nanpin/
ナンピンはしちゃだめ、みたいなことも言われているのを見たことがありますし、あまりいいイメージは持っていない人が多いのではないでしょうか。
及川先生の公式YouTubeの動画では「ポジションに対して相場が逆の方向に進んだ際に、さらにポジションを追加」というのは頻繁に目にします。及川先生の場合、ナンピンではなく分割エントリーというニュアンスのほうがしっくりきますね。
天才チャート及川式の「分割エントリー」と「ナンピン」の違い
及川先生はナンピンの場合と分割エントリーの場合を明確に区別してトレードしています。
ほとんどのトレードは分割エントリーです。
分割エントリー
及川先生の場合は、置いていかれそうなのでまず打診でエントリーします。
本来エントリーしたい位置はもっと逆行されたところの位置ですが、そのまま逆行されずに順行で伸びてしまうとエントリーするチャンスがなくなるので、まず打診でエントリーしてしまうというのが及川式です。
なので及川先生は逆行されてるのに喜んでいるときがあります。逆行されて本来入りたかったった位置まで戻ってきたらそこでポジションを追加するからですね。戻ってきてもらったほうが利益が大きくなるというトレードシナリオです。
最初に打診で入れたポジションがそのまま順行するとポジションが少ないまま目標到達でおわり。
この分割エントリーをナンピンだと定義することもできますが、及川式ナンピンは次のような場面でのエントリーです。
ナンピン
及川式ではナンピンは最後の砦のところでエントリーするところ。ここを超えられたらもう損切するというギリギリのラインで追加エントリーすることをナンピンとしています。
考え方としてはどうせ損切りするならダメ元でエントリーしておいて、そのまま抜かれたらおしまい。だけど最後にいれたポジションは大した損じゃないからいいよね、もしそこで反転して利益方向に進んだらナンピン分の利益であっという間に利食いできる可能性があるポジション、という考え方です。
天才チャートでのナンピンの目的は時間短縮
ナンピンの目的は「時間短縮」です。
ダメそうなポジションをあっという間に利食いさせる可能性を見出してエントリーするのが天才チャートでのナンピンです。
ナンピン後、グダグダしたら失敗
ナンピンは時間短縮の目的で使うので、ナンピンしてからポジションが行ったり来たりぐだぐだ攻防戦が続くようなら、そのナンピンは「おかしい、危険だ」と考える必要があります。
ナンピンはすぐにプラス収益にならないとおかしいので、そうじゃない場合はすぐに逃げたほうがよいです。ぐだぐだし始めたら大抵の場合、抜けられることのほうが多い(失敗することのほうが多い)。ナンピン後、じわじわだとちょっとちがうかもという警戒の視点を忘れずに持っておきましょう。
すぐに反発するであろうところで仕掛ける
ここを超えられたらもう損切するというギリギリのライン、反転が見込めるところで仕掛けるのが合理的で効率的なナンピンになります。
してはいけないナンピン
ただ含み損だからといってやるナンピン
ポジションがただ含み損になってるからやるナンピンはNGです。ナンピンするなら目的をもってトライしましょう。含み損だからやるナンピンはただ損失を大きくするだけで、意味がないエントリー。
2回以上のナンピン
天才チャートでのナンピンは最後の砦のところでやるのがセオリーなので、1トレードでナンピンを2回するというのはありえないことです。1回目のナンピンで上手くいかなかった場合は損切してトレードが終了するはずです。2回以上のナンピンはあってはいけません。
まとめ
天才チャート エントリーチェックリスト
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