【乱高下】いろいろな思惑が錯綜するNY市場の特徴と戦い方【レンジ】

僕は主にNY市場を主戦場にトレードしています。東京市場や欧州市場もやろうと思えばできる環境ではありますが、最近はNY市場だけに絞ることにしました。
そこで今回はNY市場の特徴のハナシ。
及川先生も苦手と公言しているNY市場
公式YouTube動画の中でたびたび及川先生はNY市場は苦手と言っています。どの市場がやりやすい、やりにくい、難しいということではなくて、普段は欧州市場を主戦場としている及川先生からすると「やりなれていない相場だから」という理由だけですね。
このやりやすさ、やりにくさというのは単純に「慣れ」の問題でもありますが、市場それぞれにやはり性格や特徴のようなものがあるとは思っています。NY市場の特徴を上げるとしたら「大きなレンジ」だと思っています。
NY市場は上げ下げどちらにも振られやすい
たしかリオンちゃんも動画の中で言及していたと記憶してるんですが、NY市場はいろいろな参加者がいるため、どっちにも振られやすい傾向があると。
東京市場の参加者、欧州市場の参加者、NY市場の参加者がごちゃまぜになってるのがNYの時間帯。市場の時間が重なっていて参加者もさまざまで、それぞれの思惑が交差・錯綜してその結果がチャートに現れると考えると「なるほど」という感じがしますよね。
売り買いが拮抗する
NY市場は全市場参加者がいることで、売り買いの力が拮抗して、方向感をつくらずに上げ下げを繰り返すことが多い印象。印象というよりも「そう思っていたほうがよい」という感じです。
もちろん一度、方向感がでるとその方向に強く動く傾向もありますが、基本的な特徴としては、レジスタンスやサポートを抜けるの、抜けないのを繰り返して大きなレンジとして動くイメージ。
で、あればそのときの戦略は限られてきます。
NY市場はレンジ狙い
NY市場が大きなレンジになりやすい性格があるのであれば、実際のチャートを見て、レンジだと見切ったときはレンジを狙ってトレードするのが優位性が高そうですよね。
及川先生のYouTube動画でもNY市場でトレードする時は、レンジじゃないかと見切りをつけて、レンジの上限からショートする場面を見かけます。
上位足MAや水平線を抜ける・抜けないの繰り返しは、レンジなのでNY市場でうだうだどっちにも振られるみたいな動きのときは、トレンドフォローを狙う戦略ではなく、上限下限から叩く戦略に切り替えるのがよいです。
主役じゃない通貨はなおさらレンジになりやすい
レンジでの戦い方は以前にもいくつか書いてきました。
レンジのときは優位性の高い通貨ペアを選択することで、サクっと利益を取るトレードをすることができます。
叩ける通貨ペアはどれかを選定するとNY市場を見る目が変わると思います。今日のNY市場は拮抗している、レンジだと見きったなら、上限下限叩く作戦でいきましょう。
方向感でたらめっちゃ強い
これはどの市場もそうですが、NY市場がレンジじゃないときは方向感がでているときで、そのときの勢いはもうハンパないですよね。さまざまな錯綜していた思惑が、そろって皆同じ方向を向いたら、そら強いというわけです。レンジと決めつけず、視野を広く持っておく必要があります。
あくまで事前情報的に捉えて現実も見る
NY市場はレンジになりやすいというのはあくまでそういう傾向があるということで事前情報として認識しておく程度にしておきましょう。実際のチャートを見るときにどうせレンジだろと決めつけてしまわないように注意です。決めつけると視野が狭くなるトレードになってしまいます。
事前情報と現実のチャートを見て「レンジだ」と判断できた場合は、上限下限から叩く戦略でシナリオを組み立てましょう。
まとめ
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