どの通貨もトレンドが出ていない時は黄緑線は捨てる!ひとつ上のMAを軸に考えるトレード戦略
どの通貨ペアもいまいちトレンドがないとき、やりにくいな〜ということありますよね。
今回はトレンドが出ない相場で、天才チャートの移動平均線をうまく活用するTipsを紹介します。
トレンド相場だろうがレンジ相場だろうが、いつも同じように20〜40pips程度の利を狙えるのが天才チャートの使い勝手のいいところですよね。
天才チャートの基本は黄緑カクカク線(15分足の10SMA)
まずは天才チャートの基本のおさらいから。
天才チャートでは黄緑線で方向性を見て、押し目買いや戻り売りも黄緑線を軸にトレードすることを基本としています。ただどんなときも黄緑線が有効に機能するわけではありません。黄緑線が機能していないタイミングもあります。
黄緑カクカク線が機能しないとき
マルチタイムフレーム移動平均線である黄緑線は、ある程度角度がついていて、カクカクしている間は機能していると考えてOKです。階段のような形状になっているのが理想的な形で、トレンドがでているときはキレイなカクカクした形状になります。
逆に角度がゆるくなっていき、カクカクではなくふにゃふにゃになっていくタイミングがあります。これはトレンド転換間近や、トレンドが出ていないレンジ相場でよく起こる現象です。このようなときに黄緑線の角度や向きはあまり信頼性がないので、黄緑線を基準にトレードするのは避けたほうが無難です。
MAが機能していないときにトレードすると大怪我する
黄緑線に限らずですがMAが機能しないときというのは、汚いチャートのときです。汚チャートのときは方向感がなくトレンドもでないため行ったり来たりで、MAが交差したりローソク足もMAを抜けては戻ってしまうレンジ帯となります。
下手なところでエントリーしてしまうと、翻弄されて、伸びそうで伸びないイライラトレードになって負けトレードを繰り返してしまう危険な状況になりかねませんので注意。
ひとつ上の上位足MAを軸(基準)にする
MAが機能していない場合は、上位足の移動平均線までハードルを上げるのがよいです。より上位の信頼性のあるMAまでローソク足を引きつけるイメージです。天才チャート上では複数のMAがあり、具体的には以下のMAが黄緑線より上位のMAになります。
- グレー(15分足の75MA)
- 青線(1時間足の10MA)
- 茶色(4時間足の10MA)
「黄緑 < グレー < 青色 < 茶色」 の順で上位のMAで、期間としては長いMAなので強くなっていきます。MAが機能していないなというときは、この順番でハードルを上げて基準とするMAを柔軟的に変えてトレードシナリオを組み立てましょう。
天才チャートの移動平均線については下記の記事で詳しく解説していますので参考にどうぞ。
天才チャートの移動平均線の解説
https://1031chart.com/genius-chart-ma/
その日の主役のMAがどのMAかを見分けよう
チャート上で意識されているMAとそうじゃないMAがあるはずです。ひとつ上のMAを軸にするのはOKですが、何回も意識されているMAがあればその主役MAを基準にしましょう。
水平線も利用する
移動平均線だけでなく水平線も利用すると複合的な根拠ができるので、移動平均線単体での根拠よりベターだと思います。
トレンドがでていない相場でも必ず伸びるタイミングがあると考えるのが及川式です。売り買いどちらかの方向に必ず動き出すという前提をもっておき、水平線を上下に引いてどっちに動くのか。動き出すタイミングをローソク足が「水平線を割ったら」として、方向性を見極めるのもアリです。
- 上の水平線ブレイクなら上目線(うわ抜けしたら上に強いだろう)
- 下の線ブレイクなら下目線(下に抜けたら下に強いだろう)
ブレイクしたら乗っかるというのは及川先生の動画でもたびたび見かけますよね。ココを抜けたらチャートが加速するだろうというところを想定しておくイメージです。
前回の高値安値もしくはレンジの上限下限、そしてレンジで一番多く回数があたっている水平線は抵抗帯として機能しやすいです。そこを基軸に上がるのか、下がるのか。押し目買いするのか戻り売りするのかなどトレードシナリオに組み込みましょう。
まとめ
天才チャート エントリーチェックリスト
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