FX 天才チャートを使ったトレード手法・勉強方法のまとめ|自分用デイトレ大百科

【方向性の判断】天才チャートのオレンジ線(5分足75SMA)の役割とは?【伏兵】

【方向性の判断】天才チャートのオレンジ線(5分足75SMA)の役割とは?【伏兵】

天才チャートにはいくつかの移動平均線(MA)がありますが、今回はオレンジ線(5分足75SMA)について解説します。

天才チャートで注目度が低い?オレンジ線

及川先生のYouTube動画でのリアルトレードでは、オレンジ線を使ってトレードすることはほとんどないと言ってもいいくらい登場頻度、活用頻度が少ない移動平均線です。ですが無視していいの?と言われると答えは「NO」になる移動平均線で、ちゃんと重要な役割を持っている移動平均線なんです。

ただ、確かに他の移動平均線よりは重要度は下がることは間違いないと思います。天才チャートでの移動平均線の重要度で示すと以下のような順番になると思います。

  1. 黄緑線、青色線
  2. 水色線黄色線ピンク線
  3. 茶色線
  4. オレンジ線
  5. グレー線

オレンジ線より順位低いのあるやん!てなりますが、最低順位のグレーの線は別の記事で紹介しようと思います。

YouTube公式チャンネルの動画の中でのリアルトレードで及川先生がトレードで使っているのは、主に黄緑線と青色線。この2本が圧倒的に重要で意識しているトレードが多いです。ではハナシを戻して、天才チャートではオレンジ線をどのように使うのがいいのか深堀りしていきます。

天才チャートの移動平均線(MA)について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご参照ください。

天才チャートの移動平均線(MA)解説
https://1031chart.com/genius-chart-ma/

オレンジ線は名脇役である!方向性を見る補助線

及川式で重要になるのは「方向性」です。エスカレーターの向きはどっちなのか。公式にはオレンジ線は方向性を判断する1つの要素という解釈ができると思います。
黄緑線オレンジ線の方向が合致していれば心強い、という目安としてみることができます。

ちなみに重要視されている黄緑線オレンジ線のMAの数値を比較すると下記になります。

  • 黄緑線は 15分足の10SMA
    → 15分足10本のローソク足の終値を平均値化したもの
    時間にすると150分
  • オレンジ線は 5分足の75SMA
    → 5分の75本のローソク足の終値を平均値化したもの
    時間にすると375分

チャートは上位足の方向に呑まれやすいという傾向があるので、長い目でみるとオレンジ線の方向性のほうが信頼できそうではありますよね。ただし及川式短期デイトレは、ポジションは20分〜長くても1時間の保有しかしないというスタイルも考慮すると、黄緑線かつオレンジ線が同じ方向というのはやはり手厚い根拠のひとつになります。

青いカクカク線と距離が近いオレンジ線の方向は信頼できる

青いカクカク線との関係にも触れておきます。黄緑線と同じ方向を向いていて、かつ青色カクカク線と距離が近いオレンジ線の場合もかなり信頼性が高いと言えます。(もちろん向きは同じ方向を向いているものに限ります。)

オレンジ線の方向感が合致していないときは

青いカクカク線とも黄緑線ともオレンジ線の向き、角度、方向がバラけているときや合致していないときは、まだ方向感が定まっていないか、これからトレンド転換が起きる直前の状態だったりします。つまり「どっちいくかわからん時」です。この場合は以下のとおり。

わからないところはやらない。
無理してやらない。

オレンジ線が味方してくれないところでは手を出さない、というのがいいです。
やるとしてもこうなったらこうするを決めておき、損が浅めに済むようなトレードプランでエントリーしましょう。

このようにオレンジ線だけでトレードをするというのではなく、補助線としての役割がメインの移動平均線です。トレードする上での根拠の上塗り、下地を固めることができるのがオレンジ線。そんな名脇役なオレンジ線ですが、主役のときもあります。

オレンジ線(5分足75SMA)が主役のときがある

脇役な位置付けのオレンジ線ですが、時に主役になることもあります。オレンジ線に限ったことではないのですが、何度か反発したMAは次も抵抗帯になりうる、です。75という数字は多くのトレーダーに意識されている数値のMAなので、チャートで何かしら反応しやすいという統計学に基づいた考えもできます。

75MAは伏兵

ちなみにFXismのFX Vtuberであるリオンちゃん(@LycaonFX)も75MAを使っていて、リオンちゃんは75MAのことを「伏兵」で迷ったら75MAを基準にするといいと言及されています。

  • 75MAよりローソク足が上にいるならロング
  • 75MAよりローソク足が下にいるならショート

このように方向性を判断するのに使っているということですね。あきらかに75MAが意識されているような値動きのときは、上目線なのか下目線なのかを75SMAで判断することもある、と捉えておけばいいのではないでしょうか。

まとめ

  • 天才チャートではオレンジ線(5分足75SMA)は補助線として使う。
  • 方向性を判断できる移動平均線である。
    青いカクカク線黄緑線と合わせて使うと信頼性が高いMA。
  • オレンジ線は時に主役になることがある。
    ラインウォークしたり抵抗体として機能する。
  • 売り買い迷った時はオレンジ線より上ならロング、下ならショートと考えるのもあり。

天才チャート エントリーチェックリスト

CTA-IMAGE 天才チャートで及川式短期デイトレを実践する上で、安定したトレードを実現するために僕が作成したエントリーチェックリストを公開しています。 項目にチェックをいれていくと「エントリーGo」のサインが表示されます。 エントリー時にはもちろんポジション保有時にも使えますのでぜひご利用ください。