ピンバーは形状と場所と時間と直後のローソク足に注目。強気でいくのか逃げるのか!?ピンバーの使いドコロ
今回はピンバーのTipsです。
ピンバーといえば多くのトレーダーが意識する重要なプライスアクション。
ピンバーはデイトレ大百科やガチ速FXにも及川式デイトレの鉄板エントリー場面として取り上げられています。有効活用すればピンバーだけで手法ができてしまうくらい。
天才チャートでのピンバーの使いドコロを深堀りしていきます。
ピンバーとは
こういうやつですね。
ピンバーとは
ヒゲが長く伸びてローソクの実体部分が極端に短いローソク足のこと
引用元 – https://www.fxbroadnet.com/tech/priceaction/pin_bar.jsp
ローソク足の形状の中で最も見つけやすいし、わかりやすくて有名だと思ってるんですが、ピンバーに定義や条件はあるのかあらためて調べてみると、以下の記事がわかりやすかったです。
プロ仕様のピンバーと注意点 プライスアクション講座
https://toushi-strategy.com/priceaction/simple-pinbar/
ピンバーが機能する条件
ピンバーが機能する条件(ピンバーの定義)は、上記の記事からいくつか抜粋すると
- ヒゲと実体の比率が2倍以上
- 上下のヒゲの比率も2倍以上
- ピンバーの終値の位置が1本前のローソク足の実体に入り込むこと
とのこと。
これピンバーかな?と迷うことも結構あると思うのですが、迷ったときはこの3つの条件を思い出しましょう。ピンバーが機能する条件を押さえておけば「ピンバーもどき」が出ても無駄撃ちせずに済みます。
普段トレードしていてピンバーが出る際には上記のことを注意して観察していると、やはりかなり使えるプライスアクションだなという印象です。ピンバーは割と信頼性が高いローソク足の形状で、売り買いの強弱判断がしやすいからだと思います。
ピンバーの使いドコロ
天才チャートでは実際にどこでどのように使うのか。
相場に絶対はないのであくまで「傾向」になりますが自分的ピンバーの使い方、判断の仕方をまとめます。
ピンバー+何かの要素
ただピンバーが出ただけじゃ信頼性に欠けます。
特に5分などの短期足だとすぐに趨勢がくつがえったりするからです。天才チャートは5分足チャートなので、ピンバーだけを根拠にトレードするのは心もとない状況です。
ですが、ピンバーにプラスアルファで「何かの要素」としての条件が整えばかなり有力なエントリー根拠として見ることができます。具体的には以下の要素たちと組み合わさったときは信頼性が高いです。
- 移動平均線
- レジサポライン、前回高値、安値などの水平線
- キリ番
このように邪魔な線や抵抗体、節目のラインを背にしてヒゲがタッチしてピンバーがでたときは信頼性が高いです。反転のサインなのでエントリーを検討しても良いと思います。そしてここからさらに及川式でプラスアルファします。
ピンバー+何かの要素+時間
及川式で重要視している「今何時か」です。
ピンバーが邪魔な線を背にして形成され、その時間が相場が動き出す時間であれば文句なし。
エントリーすべし!
新一時間の00分ジャストのタイミングや30分に切り替わりジャストだったりは信頼性が高いピンバーです。時間帯に関しては下記の記事もどうぞ。
誰にも教えたくない5分足のプライスアクション!ローソク足の伸びが加速するタイミング
https://1031chart.com/priceaction-timing/
ピンバーの注意点
ここまではピンバーをエントリー根拠に使えるよという話をしてきましたが、注意点もあります。誰かのエントリーは誰かの利確・損切場所。ということで、ピンバーが出るパターンでどう立ち回るのかにも触れておきます。
ピンバーの次のローソク足が逆のローソク足
(ピンバーの否定)
ピンバーあと次のローソク足で逆のローソク足が出たときは要注意です。ピンバー直後にピンバー側の方向が否定されたということです。上ヒゲピンバーのあと大きめの陽線が出ている下記の図は、このあとめちゃくち上昇していきました。
このようにピンバーが出たのに次の足で否定される場合は、けっこう危険なのでもしポジションを持っていたらすぐに逃げることをおすすめします。逃げなくても警戒はしましょう。
レンジでもじもじどっちいくかわからんときにでるピンバー
(ピンバーから爆発)
モジモジレンジでどっちいくのかなぁというときに、MAやキリ番、水平線でピンバーが出たら強いです。その方向にめっちゃくちゃ伸びるかもしれません。メカニズムとしてはピンバーは多くのトレーダーが注目するであろうプライスアクションなので、それに乗っかるトレーダーが多く発生するから。出来高が一気に膨れ上がって相場を先導していく可能性があります。
自分のポジションと反対方向のピンバー
(逆のピンバー)
ポジション保有中にいまいち伸びないなぁとか、なかなか含み益が乗らないポジションで若干長めに保有しているとき、ポジションとは逆のピンバーが出たらとにかくいったん逃げましょう。超危険です。
この場合は、一回逃げて、なんならドテンもありです。逆のピンバーが「ピンバーから爆発」タイプだと逃げないと大損喰らいます。
まとめ
- ピンバーは多くのトレーダーが意識しているプライスアクション
- ピンバーといわれるローソク足は定義や条件がある
- ピンバーが出ただけだと信頼性に欠けるが、機能する条件下ででるピンバーは信頼性が高い
- ピンバー+邪魔な線+時間が天才チャートでの使いドコロで鉄板エントリー場面である
- ピンバーのあと否定のローソク足がでたら注意!
- ピンバーから反転して爆発することもある!ポジション保有中に逆のピンバーが出たらまず逃げろ
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