ユロポンだけみて「ユーロ総売りだ」は危険!通貨の相関と強弱の基本
及川式のエントリー時の基本である通貨相関、通貨強弱ですが、見誤ってハズすと大きな負けになってしまうことがあります。
僕が過去にやらかした環境認識の失敗談です。ついついやってしまいがちなやつだと思うので、反省を踏まえて記しておきます。
通貨相関とは
文字通り通貨の相関性です。
AとBの通貨があったとして、連動して同じ動きをするのか、相反して真逆の動きをするのか、といった関係性のことです。
通貨ペアは同じ方向か逆の方向に動くという特徴・性質があります。
- Aが上がればBも上がる
- Aがが上がるとBは下がる
といった具合に、通貨ペアを観察することでどういう動きをしているのかがわかります。
通貨強弱とは
前述の通貨の相関に加えて、AとBどちらの通貨が強いのか、弱いのかという見方です。
どちらの通貨が買われていて、どちらが売られているのか。買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのか、どちらでもないのかなどの見方でトレードの方針が変わります。
ユーロポンドでの強弱の判断
ユーロポンドのチャートが上昇していたときは、
ユーロが強い
ポンドが弱い
もしくは
ユーロが普通
ポンドが激弱
という見方ができます。
逆の場合(ユーロポンドのチャートが下降しているとき)は、
ユーロが弱い
ポンドが強い
もしくは
ユーロが普通
ポンドが激強
という見方ができます。
及川式ではこれに加えてドル円の通貨強弱もセットでみて判断します。
上記を踏まえて僕の負けトレードを例に解説します。
ユーロ円とユーロドルをロング(買い)でエントリー
ユーロポンドのチャートが上昇していたときに、ユーロが強くてポンドが弱いんだなと判断した僕は、それだけを根拠にユーロ円とユーロドルをロング(買い)でエントリーしました。
結果、負けました。なぜか。
このとき、ユーロ円は上げてたけど、ユーロドルは下げていたからです。
円シリーズをみると、そのときは「〇〇/円」が上昇していて、かつ「〇〇/ドル」は下降という相関が効いていました。
つまりユーロ円とユーロドルは逆相関だったのです。
結果、ユーロ円はプラスだけど、ユーロドルがマイナスになり、
ユーロドルのマイナスのほうが勢いが強かったため、利益分が食われて負け、
というトレードとなりました。
負けトレードから得た教訓
ユロポンだけを見て、強弱を判断するのではなく、ユーロ円とユーロドルの相関も必ずチェックする。おなじ方向でシンクロしているのかどうかを確認するという学びを得ました。
まとめ
ユロポンを見たときに強い勢いでぐんぐんチャートが伸びるとチャンスを逃してしまうと思って、他の相関を見ることをおろそかにしてしまいがち。
- ユロポンの強弱だけではなく、合わせて「〇〇/円」「〇〇/ドル」の相関を見ること
- 必ずしも一方向に動くわけではないのでシンクロしているのかどうかをチェック!
今日もトレードがんばるぞい!
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