ダマシ?フェイク?「値動きの信頼性」はシリーズで揃っているかどうかで見極める
いざトレードしようと環境認識しているときに、急にチャートが動くと飛び乗るべきか迷うことがあります。ローソク足1本でポンっと強くラインやMAを抜いたとき、飛び乗った経験ありませんか?ようやくおっぱじまった!思ってエントリーするも不発でイッテコイで戻されてトホホ…みたいな。
今回は値動きの信頼性についてのTipsです。
ダマシや不発でイッテコイが回避できるかもしれません。
急な値動きとは
まずこの記事で表現している「値が動く、チャートが伸びる」を具体的に定義しておくと、「ローソク足1本がポンっと急に動いたとき」のことを指しています。水平線やMAをローソク足1本で抜く時の動きを「急に動く」としていますのでその前提で解説していきます。
結論:シリーズで揃っていれば信頼性が高く、単一通貨だけの場合はダマシや不発の可能性がある
いきなり結論です。
急にチャートが動いたときに見るべきは、シリーズで揃って動いているのかそれともその通貨だけで動いているのかです。シリーズ揃いかどうかで信頼性を判断します。
- 単一の通貨だけで動いている場合
→ 信頼性が低い、不発でそんなに伸びないかも。ダマシもあり得る。 - シリーズで揃って動いている場合
→ 信頼性が高い、方向感が出て強く伸びるかも。
上記の判断をするには、通貨の相関と強弱を意識しておく必要があります。
シリーズで動いている通貨はどれかを把握しておく
エントリーする前に似たような動きをしている通貨ペアがあるかどうかを環境認識しておきましょう。ローソク足1本がポンっと急に動いたときに相関性のある通貨が全部動いているのか、それとも単一の通貨だけで動いたのか瞬時に判断する事前準備をしておくという感じです。
その通貨だけ単一で動いている場合
この場合は、その後伸びない可能性があるので見送りが無難です。ダマシの可能性もあるし、信頼性が低いと判断できます。エントリーはしない。
シリーズで揃って動いている場合
シリーズで揃った動きをした場合は、相場の総意や何かしらの思惑でいっせいに動いていると言えるので、信頼性が高く伸びる可能性があると判断できます。
全部の通貨でダマシが起きるというのは考えにくいので、売り買いの攻防の決着がついて方向感が定まり、これから伸びるぞというタイミングかもしれません。エントリーを検討しても良いかと思います。
併せて見る!動いて然りの時間帯かどうか
同時に気にしておきたいのは動いて然りの時間帯であるかどうか、です。
トレンドがでる、おっぱじまる時間帯というのは市場に参加者が増えるタイミングで、参加者が少→多になる場面です。
そのときにシリーズで動いたなら信頼性は高く伸びやすい傾向があります。
出来高が増えて活発になるのは市場の午前中です。主に以下の時間帯。
逆に何もない時間帯のときに急に動いた場合は、一過性の動きであってその後の動きは伸びるかどうか確実性に欠けます。要人発言や材料などの可能性もあります。
まとめ
ローソク足1本がポンっと急に動いたときが、どういう時間帯なのかは常に意識しておきましょう。動いてしかりの時間に動いていて、なおかつシリーズ揃いであればかなり信頼できる動きだと判断できます。
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