【方向感がない時のチャートは】マーケットの総意なのか出来高がないだけなのか【2種類のみ】
今回は方向感がない時のチャート形状についてのTipsです。FXではチャートパターンで特定の形状がでたらこうなりやすいというテクニカル分析に基づいたパターン分析がありますが、それよりもっと前段でのチャート形状の話です。
方向感がない時のチャートは大きく分けると2種類のみ
シンプルに「チャート」というものを考えたときに、今形成している形が、マーケットの総意なのか、出来高がないだけなのかの2種類に分けることができます。
マーケットの総意の形
マーケットの総意とは、市場参加者の思惑が現れているときのチャートです。主に参加者が多い時間帯になんらかの動きがある場合は、マーケットの総意が反映されていると考えて良いと思います。相場参加者がどこでエントリーするのかどこで利確、損切をするのかなどなど様々な思惑があって相場は動いています。
売り買いのバトルが常に巻き起こっていて、勝負がついていない間は方向感がない状態もしくはレンジになり、決着がついたらどちらか一方向に動き出します。
出来高がないだけの形
単に出来高がなく、参加者が少ないだけの時。レンジや方向感がない場合はこの可能性を疑いましょう。マーケットに参加者が少ない時間に起きやすいです。誰の思惑でもなくただ流れでそうなっている形で、市場参加者の思惑が錯綜しているので、決着がつくまでの状態です。
この2種類を見極めるとトレードするときの後押しになる根拠が一つ増えると思います。
チャート形状を区別できれば対応の仕方が変わる
マーケットの総意で動いているならば、まだ売り買いの決着がついていないので決着がついてからその事実を元に、押し目買いや戻り売りで乗っかればよいです。
出来高なくてただの流れでそうなっているだけであれば、トレンドが発生しない(方向感はでない)と考えてレンジ上限でショートもしくは下限でロングという戦略もありです。
まとめ
- チャート形状を種類分けすると大きく2種類になる。
- ひとつは相場参加者の思惑が反映されたチャート(マーケットの総意で動くチャート)
- もうひとつはただ流れでそうなっているだけのチャート(出来高がない)
- レンジや方向感のないときは、どちらかを区別して考えるとトレード戦略が組み立てられる
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