【逆の手法】王道パターンを逆手に取る!逆応用から構築する天才チャート及川式逆張り
水平線をブレイクして戻ってきたところで売買する戻り売りや押し目買い、グランビルの法則のようにMAを抜けて戻してきたところで売りとか、エリオット波動の3波目が伸びやすいとかボリンジャーバンドのバンドウォークやスクイーズ・エクスパンション、フィボナッチなどなど、FXには王道的な手法がいくつかあります。
チャートが「どうなったらこうなる」というような傾向や、教科書的な法則。FXを学びはじめの頃に必ずどこかで目にするのではないかと思います。今回はこのような王道パターンを逆手にとった及川式天才チャートでの逆張りのハナシ。
人が増える時間(人が多い時間)は値動きが活発になる
まずは王道の教科書的な座学から。
天才チャートでのトレードは市場参加者が多い時間帯というのが基本です。「テクニカル=統計学」で人が多いほどテクニカル分析が効きやすいということと、市場参加者が多いと値動きが活発になるからです。
値動きが活発になるとチャートが伸びやすくなる傾向があると言えますよね。大衆心理でチャート動くので一方向への流れが出やすいと考えられます。このときはトレンドに対して順張りでトレードするのがいいですよね。
これを逆手に取ると別の手法になります。
逆応用「人が少ない時間は伸びない」
人が増える時間にチャートが伸びるのであれば、人がいない時間帯はチャートが伸びないという方程式が成り立ちます。人がいない時間帯は「値動きがない=レンジになりやすい」ここから手法を組み立てていきます。
伸びないのであればブレイクしない=逆張りが有効
伸びないのであれば「新値をつけにいくことはない」と仮定して節目のラインや、レンジの上限でショート、下限でロングというのが勝ちやすい手法になります。
抵抗帯の損切が浅く済むところからの逆張りです。
ブレイクすることもあるが、その時こそ逆張り
伸びないといっても相場に絶対はないので、レンジをブレイクして新値をつけに行くことはあると思います。ですが「ブレイクしたとしても伸びないはず」という仮設からやはりここでも逆張りが有効と考えます。伸びたら逆張り。
閑散時間にチャートが伸びたらそこから逆張り
市場の午前中は活発な時間帯です。逆に市場の午後や、日経のランチタイムの間、日本市場から欧州市場の間の時間、深夜帯などは人が少ない時間帯として「閑散時間」と呼んでいます。この閑散時間では王道パターンを逆手に取った手法に切り替えて天才チャートを活用していくのが有効です。
閑散時間は吹いたら逆張り
YouTube動画のなかでは「残存時間」という表現もあります。これは市場の終わりまでの残された時間が少ないときのことを指しています。残存時間が少ない場合は参加者が減る時間なので、チャートの勢いも落ち着いてくる=逆張りが有効といったかんじです。
まとめ:状況を逆にしたらどうかという視点が大事
今回伝えたかった趣旨は、閑散時間には逆張りというのが有効というのもひとつあるのですが、それよりも普段やっていることの逆をしてみたらどうか、逆に置き換えるとどうなるかの視点をもっておくことでトレードに深みがでる、ということです。
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