ユロポンの強い方のポンドはロング(買い)がセオリーだけどショートするときもある!その理由は?
トレードは通貨強弱の強いほうはロング(買い)がセオリー、弱い方はショート(売り)が基本戦略になりますが、及川式環境認識では強い方をショートすることがあります。
今回はその判断基準について解説していきます。
及川式デイトレ環境認識の基本の流れ
及川式デイトレではまずユロポンを見てユーロが強いのか、ポンドが強いのかを判断します。次にドル円の趨勢を確認します。
ユロポンとドル円の形を考慮して、ポンド円、ユーロ円かポンドドル、ユーロドルの中で優位性が高い銘柄でトレードしていくことになります。
ざっくり簡単に整理しますと以下のかんじ。
強い弱い以外の決め手
ポンドが強いときは、基本ポンド系銘柄のロング(買い)でのエントリーを検討しますが、ポンドが強い側にも関わらず、及川先生がポンド円のショートをする場面がありました。
通貨の強弱だけで判断していないもう一つの決め手があります。それは通貨のシンクロ度合い。シンクロしている通貨です。
シンクロして動いている通貨がどれか
及川先生が強いポンド円をショートする決め手はこちら。
ドル円とポンド円のチャート形状のシンクロ度合いが高く、
ドル円の弱さに引きづられてるほうが信頼性が高そう
シンクロとは似たような動き、揃った動きをするということなのですが、この環境認識は目からウロコでした。セオリーでは弱い通貨はショート(売り)、強い通貨はロング(買い)ですが、環境によっては必ずしもそうでないときもあるということですね。
逆シンクロも見る
先の例だと「ドル円の弱さにひきづられる」ということだったのですが、相関で真逆の動きをすることがありますよね。及川式ででてくるオージテクニカルがまさにそれなのですが、真逆の動き=逆シンクロも見ておくとより優位性のあるトレードができそうですね。
相場を先導する要素はどれか多角的に判断する
及川式デイトレではさまざまなトレード手法やトレード技術がありますが、どの要素が相場を先導していくのかを多角的に判断すると及川先生のような変幻自在のトレードができるようになるのかもしれません。
まとめ
天才チャートでのトレードする上で、気にしておきたい相場を先導する要素はコレだ!
・シリーズで揃っている通貨、そろって動き出した通貨
(シンクロ度合いの高い通貨)
・相関が効いている通貨(真逆の動き、逆シンクロの通貨)
・移動平均線(MA)の向き、角度
・ローソク足の位置、力強さ(プライスアクション)
・時間帯
・経済指標、要人発言などの材料(ファンダメンタルズ)
・株式との連動性
これらを多角的・複合的に捉え、及川式の基本環境認識と合わせると鬼に金棒、エントリーする通貨で迷うことは少なくなりそうですね。
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