FX 天才チャートを使ったトレード手法・勉強方法のまとめ|自分用デイトレ大百科

ブレイクで飛び乗りしていいかどうかの3つの判断基準とホントにオイシイ場面とは?

ブレイクで飛び乗りしていいかどうかの3つの判断基準とホントにオイシイ場面とは?

ブレイクして飛び乗りしたけど不発で戻されてしまった、天井や底値を掴まされてしまったという経験があるトレーダーは多いんじゃないでしょうか。今回は天才チャート上での飛び乗りのちょっとしたコツと注意点を解説していきます。

飛び乗りとは

この記事での「飛び乗り」の定義は以下のとおりです。

チャートがぐんっと勢いよく加速して動いたのを見てエントリーすること

何かしらの水平線やチャネル、トレンドラインやMAなど抵抗線となるものをブレイクしたか、じわじわと小さなレンジ、もみ合いになっていてどちらに行くか方向感がなかったチャートが急に大きなローソク足になって動き出したときに、エントリーするやつです。及川先生の動画では「乗っかる」というような表現もされますね。

冒頭でも述べたとおり、伸びたと思っても不発で戻ってきたり、そのまま逆方向になってしまう(俗に言うダマシ)こともしばしばあります。

及川式デイトレでは飛び乗りしていい時の明確な判断基準が3つあります。これから紹介する3つの判断基準がそろった場合は飛び乗りしてもOKと考えています。それでは重要な順で紹介していきます。

基準その1:時間帯

まずひとつめが「時間帯」です。飛び乗ろうとしているときに時間を確認しましょう。「今何時か?」が重要なポイントで、これから伸びるであろう時間帯なのかをジャッジします。
相場に動きが出やすい時間帯なのかどうか、です。

やっていい時間帯は主に市場の午前にあたる時間です。

東京時間・・・09:00〜11:30
欧州時間・・・16:00〜19:00
NY時間・・・21:00〜24:00

さらに、上記時間帯の中で、00分ジャストや55分、25分か30分あたりもチャートが加速しやすい時間なので加速した時間が何分頃なのかを見ておくと信頼性が高いです。

逆に市場のクローズが近い時間帯や相場参加者が少ない時間だと、不発に終わる可能性が高く、伸びはあまり期待できないタイミングになります。

基準その2:シリーズ揃い

飛び乗ろうとしている通貨以外の通貨ペアも見ておきましょう。たとえばポンドが一斉に吹き上がった、円シリーズが全下げした、のようにシリーズで揃って動いた場合は、よく伸びる傾向があるので、信頼性が高いです。

逆に単一通貨ペアだけで動いた場合は、それほど伸びないか、あとから他通貨が追っかけてシリーズ揃いになるなどタイミングがズレているはずなので、まだ飛び乗りしないほうが無難です。(右往左往させられるのとメンタルに支障がでるため)

基準その3:狭いレンジ幅のブレイク

飛び乗る際のチャート形状は、狭い小さなレンジ幅で推移していたチャートであることと、そのレンジの上限か下限をぶち抜いた、というのが最後の判断基準です。

この3つの条件が揃ったらチャレンジする価値あり、です。どれか1つでもかけた場合はもしチャレンジする場合は警戒しておくことをオススメします。

飛び乗りはオススメできない手法?

ここまでは飛び乗りしていいかどうかの判断基準を紹介してきましたが、そもそも飛び乗りは世間一般的にあまりオススメされないトレード手法だと思います。おそらく以下の理由からだと思います。

  • ダマシに合いやすい
  • 結局不発で手数料やスプレッド分マイナスで終わったりする
  • エントリーしたところから反転して、天井や底値を掴んでしまう

特に初心者のうちはチャートの値動きに翻弄されて、乗り遅れまいとして飛び乗ってしまって負けるパターンが多いのではないかと想像します。僕も何度もやらかしました。

先に紹介した3つの判断基準が揃っている場面であればチャレンジしてOKだとは思いますが、飛び乗りは若干のギャンブル要素があるということは否定できません。要はそれを承知の上でシナリオを組んでいるかどうか、想定通りにならなかった場合どうするかを決めているか、ということも及川式デイトレのポイントになります。

今回の記事では割愛しますが、及川式デイトレではだいたい3つのシナリオを組んでいたり、2WAYで対応できるように戦略を考えています。2WAYについては以下の記事を参考までにどうぞ。

レンジの上限からショート、下限からロング。逆にいかれたらドテンの2WAYレンジ手法【どっちいかれてもOK】
https://1031chart.com/range-trade/

ホントにオイシイ場面とは?

最後に「オイシイ場面」についても触れておきます。

飛び乗りは「若干のギャンブル要素がある」と言いましたが、これは「初動はみんな懐疑的に見ている」ということの裏付けでもあると考えています。

初動を取れればそれに越したことはありませんが、初動はなかなか難しいのが現実です。ブレイクしたけどホントに伸びるのかな、、、という視点で見ているトレーダーも多いはずです。

そういうトレーダーがエントリーするのは、押し目や戻り目です。相場が一度動くと注目するトレーダーが増えます。そうなると押し目や戻り目は絶好のエントリーポイントになるので、ホントにオイシイ場面は、飛び乗りをいったんこらえて戻ってきたところの押し目買いや戻り売り、です。

飛び乗りしたい場面のそのあとの戻しか押しがオイシイ!!

及川式デイトレの天才チャートでは戻しがファーストタッチかセカンドタッチ(2番煎じ)までがオイシイとされています。それ以降は不確定要素が増えてくるので、見送ることが多いです。

おまけ:損切りしたあとの即ドテンはしないで待つ!

最後におまけです。

(先ほど紹介した2WAYの手法を否定するような内容ですが、手法は各々の性格に合う合わないがあるので、自分にあったスタイルを選択してもらえればと思います。)

飛び乗りしたときに大きく負けるパターンとしてはドテンがあります。
飛び乗りして損切になったあと「なんだ逆かよ!」「じゃあ反対か」と思ってドテンしたら、往復ビンタ食らったことありませんか?

飛び乗りする場面での行ったり来たりは右往左往させられる可能性大なので、もし飛び乗りで損切にあったら、まずは冷静になってドテンはしないようにしましょう!置いていかれるように思えても、チャンスに見えてもドテンはせずに待つ!

いって戻ってきた押し目や戻り目まで待ちましょう!

まとめ

  • 飛び乗りは不発や天井掴み、底値掴みになりやすい
  • ダマシにも合いやすい
  • 時間帯、シリーズ揃い狭いレンジ幅ブレイクの3つの判断基準で飛び乗るか決めよう。
  • ギャンブル的要素が否めない飛び乗り手法ははじめからシナリオを想定しておくことが重要。及川式では2WAYで考えておく手法もある。
  • ホントにおいしい場面は飛び乗りせずに待っていて戻ってきたファーストタッチかセカンドタッチ。押し目と戻り目が堅実なトレードである。
  • 2WAYでうまく立ち回る自信がない人は、飛び乗りで損切にあったら即ドテンは禁止して、待ちに徹しましょう!

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