【ドル円の活用術】ドル円だけ動きが変な時は要注意!ドル円で通貨相関を見極めるトレード戦略
FXを学び始めの頃はまず最初にドル円でトレードしてみたり勉強することが多いですよね。
ところが、天才チャートを使った及川式デイトレではドル円でトレードすることは少なく、監視用通貨として「見る専用」として環境認識で扱うことが多いです。
(※ボラがあるときはドル円でもトレードします)
今回は天才チャートにおけるドル円の動きで考えるトレード戦略、ドル円活用術を紹介します。
ドル円を見て何がわかるか。どこを見るべきか。
もちろん文字どおりにドル円「だけ」を見ても何もわかりませんので、他の通貨ペアとの相関を見ますが、優位性の高い環境認識を行うために、ドル円にプラスして以下を見ます。
・ドル円が株と連動した動きをしているか
・ドル円だけ変な動きをしていないか
ドル円が株と連動した動きをしているか(株式市場との関係性)
ドル円が株と連携しているかどうかを確認するには、日経やCFDのリアルタイムチャートをドル円と比較します。ドル円と似たような動きをしているのか、そうでないのか。エスカレーターの向きはどっちか。近視眼的に見ていま陽線なのか陰線なのかなど、大まかな動きを見ます。
ここで把握したいのは、今日の動きです。真逆に動いているのか、おなじような動きをしているか。シンクロ性があるのかどうかです。「いま、もしくは今日の特徴」をつかみ、これを利用してトレードシナリオを組み立てます。
たとえば、以下のような戦略を考えます。
連動している場合(シンクロ度合いが近い場合)
・株が上がっているなら、ドル円も上がる → ロング目線
・株が下がっているなら、ドル円は下がる → ショート目線
真逆に動いている場合(逆シンクロが起きている場合)
・株が上がっているなら、ドル円は下がる → ショート目線
・株が下がっているなら、ドル円は上がる → ロング目線
まったく関連性・相関性を見いだせない場合(方向感がない場合)
・読みにくいのでトレードしない。
エントリーしても伸びないかもしれないと警戒しておく。
ワンポイント補足:オージー系と株の連動
こちらは補足のワンポイントですが、円シリーズとオージー系通貨の相関を合わせて見るとより精度が上がり根拠の高いトレードができます。オージー系通貨は株は連動しやすいという特徴があります。(株が上がればオージーも上がる、みたいな)
ドル円だけ独自に動いているとき
円シリーズのドル円、ポンド円、ユーロ円、オージー円のうち、ドル円だけが明らかに違う独自な動きをしていた場合は、要注意です。
円シリーズとしては伸びないし、急に方向が変わったりなど読みにくい動きになることが多いです。ドル円だけ変な動きをしたときは、様子を見るのが無難です。
ドル円の逆相関はユーロドル、ポンドドル
通常だとドル円の逆相関はユーロドル、ポンドドルです。逆相関が効いていればトレードをしてもいいかもしれませんが、そうでもない場合は見送りが基本です。シリーズで揃ってない通貨はエントリーしても伸び切らないことがままあるので、オイシイ場面ではないという感じです。
ただ急に円シリーズが揃い出す、みたいな気まぐれな動き方をするので注意です。
変化を探す
「ドル円だけ変な動きをしているときは、トレードしない」が基本ですが、そこから変化が生じればトレードする価値アリのオイシイ場面になるかもしれません。以下の場面に注目してチャートを監視すると良いです。
これはチャンレンジしてもありの場面です。それまでなんでもなかったものが急に揃って動きだしたりするのが相場です。及川式でいうとおっぱじまった状態。
おっぱじまって、シンクロした動きをしているのであればその方向性は信頼性が高いということになります。加えて市場オープンのタイミングや新しい1時間の足が始まったときに変化が起きると信頼性が高いです。時間帯もプラスの材料にしてトレードすると伸びやすいです。
ドル円だけ変な動きをしているチャート、途中から揃うかも注意してみる。
どこから揃い出しそうかを予測して備えておく。
こうすることで焦らず落ち着いたトレードができます。
まとめ
- 天才チャート及川式デイトレではドル円は監視通貨で「見る専用」
- ドル円と株の動きを比較する
- 株式市場と連動するかどうかをチェックするとトレード戦略を組み立てやすい
- 連動性がない関連・相関性がない場合はやらない(トレードしないのが無難)
- ただし揃い出しなど「変化」が生じたらチャンス
天才チャート エントリーチェックリスト
-
前の記事
ユロポンの強い方のポンドはロング(買い)がセオリーだけどショートするときもある!その理由は? 2022.06.08
-
次の記事
仕掛けが早くて苦労するポジポジ病の人必見!フライイングエントリーの解決方法 2022.06.12