【大衆の逆をつくチャートの見方】ここやってたら負けてたなという視点でチャートを見ることで相場観が育つ
- 2022.07.14
- マインド・メンタル
- 大衆の逆をつく, 大衆心理, ここやってたら勝ててたよ, ここやってたら負けてたよ
自分が損切りしたあとにチャートが反転して、自分の利益方向に伸びていく。
自分が利確したあとさらにもっとチャートが伸びていく。
前者は勝ってるのいいですが後者は含み損に耐えてたら勝ててたのに、となるので悔しいですよね。誰もが経験あると思います。
今回はチャートを見るときの視点のハナシです。
ここでトレードしてたら(やってたら)勝ててたという視点
冒頭に書いた以下の現象。
- 自分が損切りしたあとにチャートが反転して、自分の利益方向に伸びていく。
- 自分が利確したあとさらにもっとチャートが伸びていく。
この視点の共通点は「ここやってたら勝てていた」という視点であるということです。悪いことではないですが、多くのトレーダーがこの視点でしかチャートを見ていないことが多いと思います。
勝ちトレードばかりに目を向けているという感じですね。
「ここやってたら勝ててたよ」は大衆心理
勝ちトレード視点でチャートを見るのは大衆と同じになってしまいます。そこから一歩先に行くためには別の視点が必要です。
勝ちトレード視点はいつでもチャンスに見えてしまう罠
勝つほうばかりに目を向けているといつでもチャンスに見えてしまいます。相場は見方によっては何でも自分のエントリーする根拠を見つけられるものです。自分の都合のいいように解釈してしまうからです。
トレードの教科書的な勉強の方法は勝ち方から入るものが多いのでどうしても勝ちトレード視点に偏りがちです。これだと大衆の一員になってしまって教科書どおりのトレードしかできなくなるか、ダマシにやられてポジションを刈られたりするマニュアル通りのトレーダーになってしまいます。
勝つことからしかトレードや戦略を組み立てしないので、浅いトレードになってしまうわけです。
いつでもチャンスに見えてしまうのでポジポジ病になることもあります。優位性のない場面でもトレードして無駄撃ちして無駄トレードしてしまうとドカン負けにもつながるでしょう。ここから抜け出すためにはどうするか。
「ここやってたら負けてたよ」という視点で見る
ここやってたら勝ててたよの視点で見る以外にもうひとつ、負けてた場面も合わせて見るようにしましょう。大衆の逆をつく視点です。負けトレード視点。
前述のとおり多くのトレーダーは勝った場面にフォーカスしてトレードを考えがちです。あとからチャートを見たときにどこをやったら勝ててたかというところしか見ていないので、勝つことはできても、うまく負けることができないため勝ち続けることが難しいのです。
上手に負けるにはこのパターンは負けるやつだと知っておくこと
トレードで徐々に勝てるようになってきたけど、1回の負けで全損してしまったり、何日分もの利益を吐き出してしまうようなことありますよね。
普段からここでやってたら負けてた、やらなくてよかったという視点をもってチャートに向き合うことで上手な負け方ができるようになります。自分のトレードの癖を知っておくことにも繋がります。
失敗や負けから学ぶことは多いですよね。負けトレード視点でチャートを見ると、いろんな場面で負けてないのに学ぶことができて一石二鳥です。
まとめ
- 多くのトレーダーは勝ちトレード視点でチャートを見ている
- ここやってたら勝ててたよ、は大衆と同じ。
- 勝ちトレードからしかトレードの組み立てをしないとドカン負けにつながる。
- ここやってたら負けてたよ視点でチャートを見ることで相場観が身につく。
- 負けトレード視点は上手な負け方ができるようになる
- 自分の癖も把握できて一石二鳥
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